マイケル・J・フォックスマイケル・J・フォックス photo : Shutterstock

俳優のマイケル・J・フォックスが、現地時間6月4日日曜日に開催された『バック・トゥ・ザ・フューチャー』エキスポのステージ上で転倒。参加者やファンを心配させるシーンがあった。

フィラデルフィアのペンシルバニア・コンベンション・センターで開催された同イベント。マイケルはステージ上にあがり、登壇者と握手をした後につまずいて転倒した。しかし、ソファに着地し、大きなケガにはならなかったようだ。その後、共演のクリストファー・ロイド、トム・ウィルソンとともにQ&Aパネルを続けることができた。

マイケルが公の場に登場するのは、彼が「CBSサンデーモーニング」にて、このパーキンソン病について語った数週間後だった。この番組では、パーキンソン病との闘いがどれほど「困難」になっているのか、状況を説明したマイケル。当時、「死に至ることを考えた」ことを認め、「ぼくは80歳までは生きられない」とコメントしていた。

マイケルは、1991年に29歳でパーキンソン病と診断された。彼はApple TV+のドキュメンタリー「Still: A Michael J. Fox Movie(原題)」にて、パーキンソン病についてさらに語っている。

また彼はVariety誌のインタビューにて「肩を壊してしまって、治療したことがある。ヒジもそうだ。感染症にかかって、指を失いそうになったこともあった。顔の骨も、上腕骨(肩からヒジまでの腕の骨)だって折れたよ」と明かし、この病がもたらした被害について語っていた。

パーキンソン病は、神経変性疾患(※)の1つで、体に震えやこわばりが起こったり、手足の動きをコントロールできなくなったりする。症状は徐々にエスカレートし、最終的には歩行や会話に支障をきたすようになるとされている。

(※)脳や脊髄の神経が少しずつ失われていくことで、物忘れが多くなったり、手足がうまく動かせなくなる病気