『眠れる森の美女』『眠れる森の美女』

眠れる森の美女』のストーリーをホラー化した映画の製作が進行中のようだ。

1697年の童話を原作とし、1959年にディズニーでアニメーション化された映画『眠れる森の美女』。魔女の呪いによって深い眠りについてしまった16歳のプリンセス オーロラが、王子様との運命のキスによって目を覚ますというストーリーは、いまもなお世界中で愛されている。

また、物語に登場する魔女のマレフィセントをアンジェリーナ・ジョリーが演じ、実写映画化された『マレフィセント』も大ヒットを記録した。

現在、そんな『眠れる森の美女』の愛らしいストーリーをホラー化した映画『Sleeping Beauty's Massacre(原題)』の製作が進行中。監督は『Cinderella’s Curse(原題)』という「シンデレラ」のホラー映画を手がけたルイーザ・ウォーレンがつとめ、イギリスで8月から撮影がスタートするという。

ルイーザ・ウォーレンはこの作品について、「あなたが知っているストーリーを根底から覆(くつがえ)すものになるしょう。野蛮で、ダークで、まったくもって恐ろしい作品です。いままででもっとも不快なホラーを作り上げるつもりでいます。ウソあり、流血あり、虐殺あり。オリジナルの作品を見ていれば、より楽しめますよ」と語った。

『Sleeping Beauty's Massacre』の主人公は、タリアという名のプリンセス。気になるストーリーはというと、愛する王子との結婚が破談になった後、王国の支配をもくろむ魔女ヴェルマによって深い眠りにつかされてしまったタリアが、暴力的で血にまみれた惨劇へと巻き込まれてしまうという内容になっている。

近年、ディズニーの人気キャラクター、くまのプーさんをテーマにしたホラー映画『プー あくまのくまさん』(6月23日公開)や、「アルプスの少女ハイジ」の18禁版『マッド・ハイジ』(7月14日公開)など、子供たちから愛される作品に恐ろしいアレンジが加えられた映画が複数製作されている。はたしてプリンセスが真っ赤な血に染まるストーリーは、人々に受け入れられるのだろうか。