「ブリテンズ・ゴット・タレント」決勝でのとにかく明るい安村「ブリテンズ・ゴット・タレント」決勝でのとにかく明るい安村

日本の人気芸人 とにかく明るい安村が、イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント(Britain's Got Talent)」で、みごと決勝進出を果たした。

とにかく明るい安村は、吉本興業に所属する日本のお笑いタレント。海水パンツ一枚で、まるで全裸に見えるようなポーズをし、「安心してください、はいてますよ」と決めゼリフを言い放つ芸風が特徴。

今年4月、とにかく明るい安村は、イギリスの人気オーディション番組「ブリテンズ・ゴット・タレント」に出場すると、「ハダカに見えるポーズ」という新鮮な芸に審査員も観客たちも爆笑。最後にはスタンディングオベーションとなり、辛口審査員のサイモン・コーウェルも「正直、今年一番おもしろい出場者だよ。本当におもしろくて、オリジナリティがある」「トニー(安村のニックネーム)、君は信じられないくらいすばらしい!」と絶賛した。

準決勝ではまずアフターヌーンティーをテーマに、お茶をしながらハダカに見えるポーズ、イギリス王室の近衛兵、イギリスの国技クリケット、アビーロードを歩くビートルズ、F1で活躍するイギリス人ドライバーのルイス・ハミルトンと、イギリスをテーマに次々と絶妙にハダカに見えるポーズを披露し、「Don’t worry. I’m wearing(安心してください。はいてますよ)」とおなじみのセリフを言うと、これに合わせ観客も「Pants!(パンツ!)」とかけ声をし、大盛り上がり。

最後には、イギリスを代表する歌手エルトン・ジョンをテーマに、ハダカに見えるポーズを連発し、爆笑をかっさらった。

準決勝では出場者たちの中でトップ3入りをしたが、視聴者投票で惜しくも敗れた。しかし、「ワイルドカード枠」という審査員や視聴者から人気を博した出場者に与えられる敗者復活カードをゲットし、みごと奇跡の復活を果たし、決勝戦に出場することとなった。

そんな安村が、ついに決勝のステージに立った。

映画『ターミネーター』のBGMとともに、「I’m back(戻ってきましたよ)」とポーズをキメながらステージに登場した安村。

今回は「SUPERHERO naked pose」と題して、スーパーヒーローをテーマに、ハダカに見えるポーズを披露すると宣言。

まずはじめに、スパイダーマンの仮面を被り、クモの糸を出す手の仕草をし、ハダカに見えるポーズを披露。さらにバットマン、スーパーマンのポーズを披露した後、“悪役”として審査員のサイモン・コーウェルに扮したポーズも披露した。

そして最後は、イギリスを代表する伝説のバンド クイーンのフレディ・マーキュリーに扮し、「Don’t Stop Me Now」に合わせ、次々とハダカに見えるポーズをし、盛大にステージを締めくくった。

「ブリテンズ・ゴット・タレント」決勝進出という、日本人初となる快挙を成しとげた安村。残念ながら優勝は逃してしまったものの、審査員や観客、そしてイギリスの視聴者に強烈なインパクトを残したようだ。