京を感じる小物使いの妙
客室はスーペリア、プレミアム、エグゼクティブ、スイートルームの4タイプ168室で、ダブルやキング、ハリウッドツインなどのベッドタイプなどによって室内の広さが変わります。桐箱に入ったお茶セットや竹でできたメッセージプレート、上質なサンダルや部屋着など、京都らしい小物使いも注目です。
▲「スーペリアハリウッドツイン」27平米
落ち着いた雰囲気の客室は、京都らしさをちりばめた備品を用意。ここにも「白川」の流れをイメージしたカーペットが敷かれます。
▲間接照明を多用する室内は雰囲気十分
テレビは壁に埋め込まれ、服をかけるスペースも広くとって、スペースを有効活用するしつらえ。ベッドルームと水まわりは引き戸で隔てられ、プライベート感を保てます。
▲幻想的な光と陰を投げかけるベッドサイドのランプは、ガラスの球体に凹凸がつけられ、白川のゆらぎを表します
▲客室は洗面・バス・トイレが独立式。スタイリッシュな洗面は、ゆったり使える間取りです
▲全室にレインシャワーを備えているのもうれしポイント。スーペリアタイプの客室は、リーズナブルなシャワーブースか洗い場付きのバスルームを選べます。
▲客室の扉に使う掃除依頼の有無を示す札は竹製。客室のカードキーも木製です
▲岡崎はかつて茶畑が広がっていたことから、全ての部屋に京都のお茶を美味しく淹れるセットとお菓子を用意します
ホテルオリジナルの茶箱は、竹製品を手がける「高野竹工」の職人が、桐と竹を組み合わせた手作りで、「祇園辻利」のお茶やオリジナルの茶器などがひとそろえ入り、日本茶を茶葉から淹れて楽しむ趣向です。
沸かしたお湯の温度によってお茶の味が変わるので、温度設定ができるポットを用意。備え付けの説明書通りに淹れると、普段飲んだことのないまろやかなお茶の味に驚かされます。
▲リネン素材でできたオリジナルのルームウエアは優しい着心地。上下セパレートタイプで、舞妓さんや大文字焼き、五重塔の刺繍が施されています
▲館内はサンダル移動が可能です
ホテルの滞在で面倒に感じるのは、部屋を出るとき靴を履かなければならないこと。静岡市のお洒落な下駄メーカー「みずどり」のサンダルが全室に用意され、館内移動はこれでOK。レストランも利用できるので、とても楽でした。
特別感たっぷりのプライベートスパ
ここでは館内のパブリックスペースを紹介します。モダンな造りのプライベートスパは特別感満点。ジムやランドリーも用意します。
▲モダンで広々とした貸切のスパ(有料)
プライベートスパはお茶をモチーフに、Gyoku(写真)、Sen、Houの3タイプ。それぞれウェットエリアと休息を楽しめる広いドライエリアを設けます。ほのかに香るお茶の香りに包まれた空間で、唯一無二の贅沢な湯あみを楽しめます(写真のGyokuは90分¥7,000~)。
▲無料で使えるユーティリティールーム
ジムも併設し、ランドリーやアイロンスペースが設けられ、京都やアートについての書籍を用意しています