名前に「太」という名前が入った男の子が多いですが、「太」にはどのような意味があるのでしょうか?漢字の意味と由来は、どうなっているのでしょうか?さらに、「太」の漢字が入った名前はどのようなものがあるのでしょうか?今回は「太」を姓名判断の観点から見ていきましょう。
【太】の漢字について
「極太」「太陽」など様々な言葉に使われる「太」。名付けの際も、男の子の名前に使われることが多いですね。
明治安田生命の名前に使われる人気の漢字ベスト25・男の子部門では、「太」が2010年以降1位に選ばれる程の根強い人気があります。
「太」は止め字として様々な漢字と組み合わせやすいこと、「太郎」など応用が効きやすいことと将来の活躍を願うスケールの大きいイメージが人気の秘訣と思われます。
あまりの人気ぶりから、最近では他に止め字となる「た」に当てる漢字に「多」「汰」などが使われるようになってきており他の名前との差別化が進んでいます。
「太」が含まれている名前にはどのような願いや想いが込められているのでしょうか。また、女の子の名前にも使えるのでしょうか。「太」の読みや意味、由来、イメージ、姓名判断の観点から詳しくご紹介します。
子供の名前を考えているお父さん、お母さんは是非参考にしてください。
読み方
「太」の読み方は、音読みは、「た」「たい」、訓読みは、「はなは(だ)」「ふと(い)」「ふと(る)」となっています。
名乗りの場合、「うず」「おう」「たか」「ひろ」「ふとし」などがありますが、音読みをそのまま使う場合が多いです。
画数
「太」の画数は、4画です。
姓名判断では、4画は運気に変動が多く、様々な場面で安定しない凶数となっています。特に健康や家庭環境に乱れが多く、肝心なときに成就しないことがあります。特に幼少期は病気になりがちです。
倹約家でコツコツと努力し、早い段階で一時的な成功を収めることはできますが、長続きはしません。
また、環境によって運気が変わりますが、家庭環境や健康の問題が発生したり変化が伴ったりして、情緒不安定になりやすいでしょう。
さらに、周りから認められるまでに時間がかかるため、ボランティア精神が強いものの多少の困難があっても耐えることも必要です。
名前を付けるときには他の漢字を上手く組み合わせることで、運気が回復するでしょう。
由来
「太」の由来は、落ち着いていることを意味する「泰」を簡略化したものです。
「泰」の下にあるつくりの部分を簡略化して点だけにして、それ以外の箇所も省略したことで「太」になりました。
漢字の成り立ちは、手を大きく伸ばしているところを表したもので、点は2本の線を意味しています。
意味
「太」の意味は、太る、太い、周りが大きいという意味の他に、非常に、甚だしい、「太后」など目上の人に対する尊称の意味も含みます。
また、「太」は上述の「泰」の簡略化ということで、「泰」と同じ意味(落ち着くなど)を持ちます。
イメージ
「太」のイメージには、「太っている」というマイナスイメージがありますが、この他に「たっぷり」という意味があり、漢字の印象をより膨らませたり強めたりすることが出来るというプラスのイメージがあります。
心が満足している様子から「穏やかで落ち着いている」「安心できる」「たくましい」「問題を起こさず平和である」というイメージを想起させます。
名前を付ける際は、たくましさや安心感、落ち着きを求めている親が多いようです。
【太】に込められる想いとは
「太」に込められた想いには、「勇敢なたくましい人になってほしい」「果敢に挑戦する子になりますように」「おおらかで健康的な子になってほしい」などの想いが込められています。
メンタルのたくましさや健康面を願ったものが多いようです。
勇敢なたくましい人になってほしい
どんな困難があっても、決して屈せずたくましく生き抜いてほしいという想いが込められています。
たとえどんな障害が立ちはだかっても、前向きに乗り越えようとする姿勢は素晴らしいものですね。
果敢に挑戦する子になりますように
失敗を恐れず、どんな物事にも果敢に挑戦する子になりますようにという願いが込められています。
失敗しても良いから、どんな物事にも挑戦することで、色んな可能性が見えて来ます。但し、くれぐれも無茶はしない様に。
おおらかで健康的な子になってほしい
おおらかで健康的な子に育ってほしいという願いが込められています。
身体が病気がちだと、やりたいことができないこともあり、満足のいかない人生になってしまうかもしれません。毎日健やかに元気に過ごせると良いですね。