実は、生活保護受給者の半数以上が65歳以上の高齢者世帯です。年金を受給してもなお、老後資金が足りない人がいることがわかります。
生活保護の受給に年齢制限はない
生活保護法では、受給するための年齢制限は特段設けられてはいません。
生活保護制度の趣旨である「資産や能力等すべてを活用してもなお生活に困窮する方に対し、困窮の程度に応じて必要な保護を行う」という基準に則っていれば、誰でも生活保護を受給できます。
そのため、制度上は0歳でも100歳でも生活保護は受給することが可能です。
2人に1人が高齢者?生活保護受給者の世帯別割合
2020年の調査によると、1ヶ月平均の生活保護受給者は約205万2,000人で、保護率は16.3%です。生活保護受給世帯のうち、65歳以上の高齢者世帯は55.5%にのぼります。つまり、生活保護受給者の半数以上が高齢者世帯です。
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