色々な顔を持つことが習慣になると、自分というマネキンを着せ替えることが毎日の楽しみの一つになる。チークにもアイシャドウにもなる「SUQQU」のパレットでいくつもの「私」を見つけて。

女性として生きることをもっと楽しむために、いつも同じ顔でいないことを意識しています。メイクは365日その日のコーディネートに合わせてチェンジし、どの日も自分の顔を新鮮に感じられるようなエッセンスを加えたり、さらには朝と昼と夜でリップの色やフレグランスを変えて印象を変えてみたり。自分をまるでリカちゃん人形のように着せ替えています。

こうするようになったきっかけは、いつも同じ顔でいると自分にどんどん飽きていくことに気付いたから。“自分”は一生付き合っていかなければいけない存在なので、自分でできる限りの刺激をつくります。不思議なもので、顔が変わると心まで変わり、別人になったかのような気持ちになるので、その時々の顔で違う自分を演じているような感覚にもなります。

自分自身でさえ新鮮に感じるのだから、周りの人はもっと新鮮に感じるはず。そういえば、魅力的に感じる女性の共通点は、会うたびにハッとさせられるということに気づきました。メイクや髪型や洋服によって印象コントロールをしているのを見ると「一枚上手な女性だ」と感じるし、何度会っても飽きなくて「また会いたい」と思わせてくれるのです。

持論ですが、女性はいろんな顔を持っていれば持っているほど魅力的になると思っています。メイク方法や使うコスメを変えてみたり、様々な色や素材の洋服を着てみたり。

あと、私がたまにするのは、他者の手を加えてアレンジしてみるということ。例えばヘアサロンに行くのもその一つで、他者の視点が加わることで新たなエッセンスを取り入れることができます。さらにおすすめは、いつも同じヘアサロンに通うのではなく、たまに違うヘアサロンに行くこと。美容師さんが変われば提案してくれることも変わり、引き出しがもっと増えるからです。

「いつも同じ顔」という人は、まずは最低3つの顔を持つように意識を。メイクでいえば、キュートメイク、エレガントメイク、クールメイクの3つ。それが難しければ、ピンク、レッド、ベージュの3色のリップを使い分けるだけでもOK。

色々な顔を持つことが習慣になると、自分というマネキンを着せ替えることが毎日の楽しみの一つになるはず。