インフィニットマインドが「web版読解の強化書2023」を公開した。主に小学生が語彙力・読解力を高めるために必要な力を「ことば・語彙力」「読み取る力」「書く力」「聞き取る力」の4つの力に分類して、それぞれに「方針・指針・考え方」「つまずき」「学力基盤の構築」「トレーニング・レッスン」「学習アドバイス・相談」の記事としてまとめている。

子どもの学習をサポートするために

インフィニットマインドは、オンラインレッスン「よみタス」や「ごいトレオンライン」などを開講し、日々の生徒や保護者とのコミュニケーションから、語彙力や読解力に課題を抱えている生徒のつまずきの要因が多様化していることを実感していた。

また、これまで同社が開催してきたオンラインセミナーや勉強会等での情報発信の内容を整理することで、同社のサービスを受けてない人でも、その内容が教育現場における子どもの学習サポートの一助になるのではないかと、「web版読解の強化書2023」の公開に至ったという。

インフィニットマインドの取り組み

同社は、1997年の設立以来、脳科学おもにワーキングメモリの研究に基づく教材制作や教育現場での実践を積んできた。直近の5年程は「ワーキングメモリと読解力」の関連性をベースに、自社サービスの開発のみならず、学研エデュケーショナルが開講している「ことばパーク」を共同開発するなど、他社との連携によりその取り組みを強化している。また、今年4月には音声機能を付けた「読む蔵プレレベル」を公開し、小学校1年生から取り組むことができる語彙力・読解力のトレーニング教材を法人向けおよび個人向けにも展開している。

同社のワーキングメモリの研究から、子どもが読解力の向上を図るうえで文章を目で追う学習方法に加え、耳による音声を通した学習方法も効果的であることを受けて「聞き取る力」を高める取り組みも行っている。同社が事務局を務めるワーキングメモリ教育推進協会とも連携して、学校や塾などのスクール事業者のみならず、療育支援スクールとの連携を深めていきたいとしている。


教育現場に立つ先生や保護者に向けた「web版読解の強化書2023」を、子どもの学習サポートに役立ててみては。

web版読解の強化書2023:https://dokkai-no-kyokasho.infinitemind.jp/

(さえきそうすけ)