イヴィ・オードリーイヴィ・オードリー

次世代のアメリカ・ドラァグクイーンスターを決める人気コンペティション番組『ル・ポールのドラァグ・レース(原題:RuPaul's Drag Race)』の卒業生であるイヴィ・オードリーは、ツイッターのスレッドで番組とそのプロデューサーを非難している。

イヴィは、2019年に同番組のシーズン11で優勝してリアリティスターとなったが、10万ドルの賞金を受け取るまでに1年以上かかったと主張した。月曜日の夜、『RuPaul's Drag Race All Stars(原題)』の最新シーズンを見ていたイヴィは、スレッドで怒りをぶちまけた。

イヴィは、プロデューサーたちを「資本主義的な文化泥棒」として非難し、「現実の人々の生活に干渉し」、タレントたちに低賃金のくせに、高給取りの生活を送っていると述べた。さらに、イヴィは、ボスたちが「私に10万ドルの借金があることを都合よく忘れ、賞金を払うのに1年以上かかった」と、驚くべき主張をした。

2021年に『Vice』が報じたところによると、同番組の出場者は1シーズンで4,000ドルから20,000ドルを支払わなければならないそうだ。

あるクイーンは、「このコンテストに参加するために使ったお金は、家の頭金よりも多い」と主張し、別のクイーンも「この大会には、大学の学費よりも多くのお金を費やした」と明かしている。イヴィの月曜夜のスレッドでは、「このクイーンたちは注目に値する!ドラァグアーティストたちは、今も昔も、このフランチャイズをすばらしいものにしている生命線なんだ」とのコメントもあった。

続けて、「私たちが愛するすべてのもの、ルックス、キャッチフレーズ、ミーム、ドラマ・・それはすべてクイーンたちからきている」「プロデューサーはしばしば、もっとも貪欲で、もっとも計算高い、資本主義的な文化泥棒である」「 彼らは、現実の人々の生活、キャリア、そして健康をもてあそぶ。出場者が睡眠不足になり、憂うつになり、文化現象への貢献に対して極めて低賃金であるにもかかわらず、高級車で家に帰る」と主張した。