「もともと、ジャニーズには縁のなかった伊藤ハムのCMでしたが、二宮によって念願の契約となりました。『煮るなり 焼くなり 二宮和也』のキャッチコピーはファンの合言葉のようになっており、SNS上でも多数の書き込みが見られます。食品系のCMはスーパーなどの店頭で流れることも多いですから、二宮のタレントパワーに頼ったこのCMの構造は『とりあえず足を止めさせる』という意味で理にかなっているといえるでしょう」(広告代理店関係者)
ファンの中では、同じく二宮が出演中のCMである食品用油(日清オイリオ)と発泡酒(クリアアサヒ)をセットで楽しむ様子もSNSで見てとれる。
今年4月からは新作が放映されている。皿の上に山盛りに積まれたソーセージを前に、二宮が「ガブリます」と宣言。宣言どおり一心不乱にかぶりつくというシンプルなものだ。
「ただし、昨今の故ジャニー喜多川氏によるスキャンダルもあり、ジャニーズタレントの広告起用にはおしなべて疑問符が付けられています。たしかに広告業界では『放映して大丈夫?』などの声も。このCMのキャッチコピーは「肉の旨いがぎっちぎち」。担当代理店の博報堂は、業界紙でジャニーズ事務所に忖度していることを認めるなど、かの事務所と広告代理店のパワーバランスは未だに偏っていますから、代理店営業が見過ごした、クリエイター側の確信犯的戦略と言えるかもしれません」(前出・広告代理店関係者)
【こちらの記事も読まれています】