◆絶対的三幹部のひとり・直樹(三浦翔平)

「MAJEST」の社長であり、元オーナー・晃司(杉本哲太)からも厚い信頼を得ていたと思われる、直樹役の三浦翔平。晃司の遺言を預かり、姪である久美子に連絡したのも直樹であり、MAJESTで働くホストたちを束ねているのも彼である。実質、第三者から見たら彼がオーナーだとしてもおかしくはない。

役者としてもじゅうぶんな経験と実績があり、安定感のある三浦翔平が、若いホストたちの面倒をみる(かつ、久美子の案内役でもある)立場の直樹を演じている。それだけで抜群の信頼感があるのは間違いない。

久美子と話すシーンでは大人の魅力が倍増し、思わず書き留めておきたくなるような名言が多発するのも見逃せない。ホストクラブ相続に対し及び腰の久美子へ「“もう”自分は、と思うか。“まだ”自分は、と思うか。それだけで人生は180度変わる」と言って聞かせた言葉など、思わず背中を押されてしまう視聴者も多いのではないだろうか。