佐賀県でよく聞く方言を紹介!

『DRESSY』より引用
(画像=『DRESSY』より引用)
O−DAN 佐賀県でよく聞く方言をまとめました♪ 佐賀弁には、なんとなく意味が理解できる言葉もあれば、理解しづらい言葉もたくさん! 佐賀県民でも「年配の方の佐賀弁は理解できない。」なんてこともあります。 そこで、若者から年配の方まで幅広く使われている佐賀弁をピックアップして紹介します♪ ### 「そいぎ、そいぎんた」

【意味:それじゃあ、それじゃあね】

【例文:そいぎ、ご飯でも行こか!】
(それじゃあ、ご飯にでも行こうか!) 「そいぎ」は会話の提案に使用することが多い言葉で、佐賀弁を代表する方言と言っても過言ではないくらい定番の言葉です♪ 他にも「そいぎんた」と言い方を少し変えて使われることもあり、こちらの場合は別れの挨拶に使うことが多いです。 「そいぎんた~(それじゃあね~)」
「そいぎ~(じゃあね~)」 といった感じで使われます。 目上の方にも使われることもあり、使いやすい佐賀弁の一つです♪ 別れ際の「そいぎ」は、とても簡単に使えるのでぜひ一度使ってみてください♪ ### 「あらか」
『DRESSY』より引用
(画像=O−DAN,『DRESSY』より引用)

【意味:やばい、大変だ】

【例文:あらか!買い物のメモ、家に忘れてきてしもうたばい!】
(やばい!買い物のメモ、家に忘れてきてしまった!)

困っているときに使う言葉で、動揺したときによく聞きます。

「荒い」を変換した「荒か」と勘違いしやすいですが、意味が全く違うため注意!

もし「あらか!あらか!」と連呼している地元の方が居られたら、とても慌てている可能性があるため「どうしました?」と声をかけてあげてください♪

「がばい」

【意味:非常に、とても、すごく】

【例文:御船山楽園ホテルのチームラボの展示ば、がばい綺麗か~!】
(御船山楽園ホテルのチームラボの展示が、とても綺麗!)

みなさまも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?

佐賀弁の「がばい」は、島田洋七さんの小説「佐賀のがばいばあちゃん」をきっかけに全国に知られました♪

他にも、佐賀県出身の芸人江頭2:50さんのギャグに「がっぺムカつく!」があるのですが、「がっぺ」は「がばい」の変化形で同じ意味なんです!

「がばい」の変化形はいくつかあり、

  • 「がっぱ」
  • 「がらい」
  • 「ばらい」

こちらも同じ意味の言葉です。

注意していただきたいのが、 「がばい」は副詞の「すごく」にあたる言葉で、 形容詞の「すごい」ではありません。

つまり「佐賀のがばいばあちゃん」は、 文法的には違和感のある表現になります。

「せからしか」

【意味:うるさい、煩わし、鬱陶しい】

【例文:朝からせからしかね!静かにせんね!】
(朝からうるさいな!静かにしなさい!)

基本的には「うるさい」「鬱陶しい」という使われ方をしますが、地域によって若干ニュアンスの違う使われ方もするので気を付けてくださいね♪

「うるさい!」と言われるよりも、「せからしか~!」と言われる方が言葉のとげとげしさが無くなります。

佐賀弁の魅力がつまった方言の一つです♪

「とっとっと」

『DRESSY』より引用
(画像=O−DAN,『DRESSY』より引用)

【意味:取っている】

【例文:佐賀バルーナーズの試合のチケットとっとっと?】
(佐賀バルーナーズの試合のチケット取ってるの?)

「とっとっと?(→・→・↗)」と、尻上がりに発音すれば疑問形。

「とっとっと(→・→・→)」と、平坦に発音すると「取っている」とそのままの意味になります。

基本的に、

「とっとっと?」(取ってるの?)
「とっとっと!」(取ってる!)

と、2つセットで使われることが多いです♪

佐賀弁は、同じ言葉を3回繰り返す言い方が特徴的で、

  • 「雨がザーザーザー降っている」(雨がザーザー降っている)
  • 「サッサッサーと終わらそ!」(さっさと終わらそ!)
  • 「ツーツーラツーと進む♪」(すいすいと進む♪)

など、佐賀弁ならではの言い方をします。

中でも「とっとっと」は可愛いと評判の方言なんです♪

普段の会話でも使いやすい言葉なので、一度使ってみてください♡

佐賀弁の語尾について解説!

『DRESSY』より引用
(画像=O−DAN,『DRESSY』より引用)

佐賀県でよく使われる語尾をまとめました!

佐賀県の語尾は、九州地方特有の語尾も使えば、佐賀弁らしい可愛らしい印象の語尾も使います。

語尾を使いこなせれば、普段の会話がぐっと佐賀弁ぽくなります♪

佐賀県に嫁ぐ方に、ぜひ押さえておいて欲しいポイントです♡

「~かんた」

【意味:~ですか?】

【例文:明日からん旅行はどけー行くんかんた?】
(明日からの旅行はどこに行くのですか?)

疑問形の意味で使われる語尾。

一見、完了形の「~だった」「~でした」のように聞こえるため間違えやすい言葉の一つです。

そのため、本来の意味を知らずに使われると、会話が嚙み合わないなんてことも…。

「~ちょこ」

【意味:~しょう】

【例文:明日、一緒に吉野ケ里歴史公園のイルミネーション見にいたちょこ。】 (明日、一緒に吉野ケ里歴史公園のイルミネーション見に行きましょう)

何かに誘うときに使う言葉で「~しよう」「~しましょう」というときに使います♪

応用編で、上記の例文のように「〇〇に行きましょう」と誘う場合は「〇〇にいたちょこ」と変化!

意味を知らずに聞くと「〇〇に板チョコ?」と、不思議な話をしているように聞こえます(笑)

響きがとても可愛らしい言葉なので、一度は使ってみて欲しい言葉の一つです♡

「~ばい、~たい」

【意味:~だ、~です】

【 例文:今年ん夏は佐賀県に旅行に行く予定ばい】
(今年の夏は佐賀県に旅行に行く予定です)

「~ばい」「~たい」は九州地方でよく聞く語尾のため、みなさまも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

実は「〜ばい」「〜たい」の語尾は、そこまで深い意味は無いんです。

「~ちょこ」のように「~しよう」というように、しっかりとした意味は無く、なんとなく語尾についていることが多いです。

難しく考えなくて良い語尾でもあるので、分かりやすく使いやすい言葉でもあります♪

佐賀の方言は3種類ある!

『DRESSY』より引用
(画像=O−DAN,『DRESSY』より引用)

佐賀県には大きく分けて3つの方言があり、

  • 佐賀方言
  • 唐津方言
  • 田代方言

に分けられます。

現在では方言の地域性の違いは薄れつつありますが、相手の話し方で「どのあたりの地域に住んでいるか分かる」なんて人も、まだまだいらっしゃいます。

特に、地域が分かる言葉が「こそあど言葉」です。

【標準語:こんな】

  • 佐賀方言→こがん
  • 唐津方言→こやん、こぎゃん
  • 田代方言→こやん、こぎゃん

【標準語:そんな】

  • 佐賀方言→そがん
  • 唐津方言→そやん、そぎゃん
  • 田代方言→そやん、そぎゃん

【標準語:あんな】

  • 佐賀方言→あがん
  • 唐津方言→あやん、あぎゃん
  • 田代方言→あやん、あぎゃん

【標準語:どんな】

  • 佐賀方言→どがん
  • 唐津方言→どやん、どぎゃん
  • 田代方言→どやん、どぎゃん

唐津方言と田代方言は似ており、同じような方言が使われます!

佐賀方言は、さらに「東側」「西側」に分けられ言葉が若干違います!

もし、ゆっくりと佐賀弁を聞く機会がありましたら、少し耳を傾けてみてください♪

同じ佐賀弁でも違いを楽しめますよ♡

まとめ

いかがでしたでしょうか?

佐賀の方言についてまとめました。

可愛らしい佐賀弁や、よく使われる佐賀弁について紹介しましたが、お役に立てれば幸いです♪

提供・DRESSY



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