ダイナ・ジェーン Photo: Broadimage/Shutterstockダイナ・ジェーン Photo: Broadimage/Shutterstock

ダイナ・ジェーンが、今後の音楽活動について語っている。

アメリカのガールズ・ボーカルグループ フィフス・ハーモニーのメンバーとしてデビューし、2018年のグループの活動休止後はソロとして活動していたシンガーのダイナ・ジェーン。

そんな彼女は、2020年にリリースしたシングル「Missed a Spot」を最後に、新たな楽曲を発表していない。

そんな中、米ピープル誌のインタビューに応じたダイナは、音楽制作から離れた理由と、復帰の可能性について語っている。

パンデミック期間中に発表した楽曲が最後になったことについて、「家族と一緒に過ごす時間が、かけがえのないものだと気づいたの。同時に、『あなたはだれ?何者になりたいの?』って自問自答するようになった」と切り出したダイナは、プレッシャーにさらされることに「うんざりした」と明かした上で、「自分の中に沸いたそういう疑問に、『もういい』となったの。家族に『もう、やめる』と告げた。『もうこれ以上はイヤだ。音楽なんてどうでもいい』ってね」と続けた。

さらに、「内なる悪魔と闘っていて、自分が『大丈夫じゃない』ということを理解しなければならなかった」とし、うつ病と闘っていたことを告白したダイナは、「音楽業界の人に背中を押されることがあると、自分が壊れてしまいそうな気がした」と当時の心境を振り返っている。

さまざまな苦難を乗り越えたというダイナは現在の心境について、「自分という人間をより理解できるようになった」と発言。自分を成長させてくれた一連の経験に感謝しているようだ。

現在、ダイナはポリネシア系の女性アーティストとして初めて自身のレコードレーベルを立ち上げ、歴史にその名を刻んでいる。

「ポリネシア系の女性アーティストで、大規模な形でこのような行動を起こしたのは私が初めてよ」と語ったダイナは、「ポリネシアの次世代の子供たちに、『こういう場所があるんだよ』って教えてあげたいの」と今後の展望を明かした。