フェティ・ワップ Photo: Image Press Agency/NurPhoto/Shutterstock
フェティ・ワップに、懲役6年の刑が課されることがわかった。
2021年10月、少なくとも500グラムのコカインを販売するため、仲間と共謀(きょうぼう)したことを認めていたラッパーのフェティ・ラップ(本名:ウィリー・ラップ)。
裁判官は5月24日(水)、そんな彼に6年間刑務所に入るよう言い渡した。
判決を言い渡される前、フェティは自身の行動を謝罪。「いま自分は、いなければならない場所にいる。自分勝手な行動が、今回の事態を招いた」と述べたという。
なお、フェティの弁護人は、彼が犯罪へと走った経緯について、「新型コロナウイルスの感染拡大によって、経済的に苦しくなったため」だと主張していた。
また、ニューヨーク東部地区連邦検事の担当者によると、フェティにはさらに、出所後5年間の保護観察処分も言い渡されたという。
フェティ側は当初、この罪に対する最低限の量刑である5年間の判決を求めていた。しかし、これよりも1年多い刑が言い渡されたことになる。
一方、ニューヨーク東部地区連邦検事ブリオン・ピースは、フェティがロングアイランドにコカインをまん延させた巨大な麻薬密売組織に参加していたとして、7年から9年の服役を要求していたことから、裁判官はフェティの希望と検察側の求刑の間をとったようだ。
TMZが報じたところによると、フェティは2021年、ニューヨークで開催された音楽フェス「ローリング・ラウド」に向かっている途中で逮捕された。FBIは彼と他の数人がアメリカ合衆国郵便公社(USPS)のトラックを使ってコカインを輸送していたとしており、捜査の結果16キロのコカインが発見されている。
TMZはフェティの弁護人にコメントを求めたが、現時点で返答は得られていない。