その木村拓哉主演のフジ月9『風間公親-教場0-』も引き続き3位に。第6話で遠野(北村匠海)が滅多刺しにされるという大きな展開があり、いよいよ風間公親(木村拓哉)の「エピソード0」が本格化。その影響か、ポイントも前週より微増しており、3位争いのライバルとなっていた福山雅治×大泉洋のTBS日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』とのポイント差を広げている(前週は5ポイント差と僅差だったが、今週は17ポイント差に拡大)。『ラストマン』は前週に比べて微減しており、TVer再生数ランキング総合部門での推移を見ると、今週はトップ10滞在期間が1日減っているなどやや息切れ感が出てきている。『教場0』は7話まで放送され、後半戦に向けて盛り上がりを見せるなか、後発の『ラストマン』はやっと5話が放送されたところでこれからという違いも大きいかもしれない。
そして今週はトップ5の顔ぶれに変化が。先週5位だった波瑠×高杉真宙のフジ水10『わたしのお嫁くん』が6位に後退し、代わって稲森いずみ主演の深夜ドラマ『夫婦が壊れるとき』が5位に浮上。『お嫁くん』がトップ5から脱落するのは、初登場12位となった4月8日~4月14日週以来で、このときは放送直後で数日しか集計できなかったためであり、実質初めてといえる。先週は前週比49ポイントダウンと気になる落ち込みぶりだったが、今週も2ポイントダウンとわずかであるものの下落。相思相愛が発覚したことで飽きられてきたのだろうか。
一方、日本テレビがこの4月から新たにスタートさせた深夜枠「金曜ドラマDEEP」(金曜24:30~)の第一弾となる『夫婦が壊れるとき』は絶好調。第7話(19日放送)直後の22日の5月20日まででTVerでの累計再生数が1599万再生と1500万超えを達成し、深夜ドラマとしては異例の反響を見せている。TVerオリジナストーリーの投入も功を奏しているようだ。第8話ではいよいよ陽子(稲森いずみ)の夫への復讐が一線を超え、物語は大いに盛り上がっている。4位の『ラストマン』との差はまだあるが、『ラストマン』の落ち込み次第では4位への浮上の可能性も見えてきた。
7位以下の順位はほぼ変わらず、高畑充希×田中圭の『unknown』がやや回復して、やや落ち込み始めた坂口健太郎『Dr.チョコレート』を再び逆転したことと、不振が際立っていた高橋海人×森本慎太郎『だが、情熱はある』がこれもまたポイントを少し戻し、トップ15に3週ぶりに舞い戻ってきたぐらいか。先週は13位~17位が6ポイント差しかない僅差の争いだったが、今週は15位の『だが、情熱はある』と16位の『弁護士ソドム』(100ポイント)の間でも10ポイント差あり、今の顔ぶれで固定しそうな気配も出てきている。
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