「ヒューマン・エイジ 人間の時代」は、「人間とは一体、何者か?」について探求する、番組放送100年を迎える2025年にかけておくる大型シリーズ。繁栄を極める一方で、異常気象や環境破壊など地球に危機をもたらしている「人間」。その営みは謎だらけだ。なぜ戦争を繰り返すのか? なぜ神に祈るのか? なぜ冒険したがるのか。高度な知性を持ちながら、われわれは驚くほど自分自身のことを知らない。

 人間とは一体、何者か。行く先にあるのは、さらなる繁栄か、破滅か――。未来に希望を見いだせるか。番組では、鈴木亮平と、多様な分野の第一線の専門家たちが繰り広げる熱い談義を交えながら、「人間の本質」を探求。その英知を結集して迫る。

 6月11日は「第1集 人新世~地球を飲み込む欲望~(仮)」。もっと豊かに、もっと便利にと求め続ける人間の欲が、今、気候変動や生物大量絶滅の危機を招きつつある。人間というたった一種の生物がこれほど地球全体に影響を及ぼしているこの時代を、「人新世」と名付けようという国際的な議論が進められているほどだ。なぜ人間の欲は際限がないのか。最新の脳科学・人類学・歴史学などから「人間ならではの欲」の意外なメカニズムが見えてくる。

 続く18日は「第2集 なぜ戦争を繰り返すのか~(仮)」。なぜ人間は「戦争をする生き物」になったのか。考古学や人類学の最新研究から探ると、人間が獲得した“ある特別な能力”と戦争の関係が浮かび上がってきた。一方、脳科学の最新研究からは、人間に備わった「仲間と助け合う本能」が、同時に「強い攻撃性」を促してしまう皮肉なメカニズムが見えてきた。誰の心にも潜むそんな二面性が巧みに操られると、命をとして戦争を激化させてしまうおそれがある。因果な本能を乗り越え、平和な世界へ向かうことはできるのかを考える。