3人が務めるのは、向井くんと一つ屋根の下で暮らす向井家の面々だ。

 岡山は、向井くんの妹・麻美の夫(義弟)・武田元気役。向井くんの実家で同居中で、カレーが名物のカフェ店主でもある。人懐っこくフレンドリーではあるが、時にデリカシーがない一面も。そんな元気との新居が見つかるまで、実家暮らしをする向井くんの妹・麻美を藤原が演じる。麻美は、群れをつくって行動するタイプではないが、一度心を許した相手には真摯(しんし)に向き合う性格だ。そして、財前が、向井くんの母・公子役を務める。夫は単身赴任中。新しいもの好きで特にコンビニエンスストアのスイーツに目がない。

 岡山は「これから出演するドラマの原作を読んでいるということそっちのけで、楽しんでしまいました。周りの女性や人間関係に翻弄(ほんろう)させられる向井くんのことを、わが事のように応援しつつ、僕自身、読んでいて非常に勉強になりました。身につまされるような思いです」と感想を伝え、「元気くんというキャラクターとともに、このドラマがよりにぎやかで奥行きのある作品になるよう努めたいと思います」と意気込みを語る。

 また、元気の妻・麻美を演じる藤原は、既婚者を演じるのは初めて。「気だるげでつかみどころがなく、ポツリとつぶやいた一言の破壊力がすさまじい子ですが、自分を持っている心(しん)のある女性だなと感じました。結婚に伴う制度や、お互いの変化に対して疑問を感じている役どころで、向井くんも麻美たちもどうか幸せになって…と願っております」と、本作で描かれる恋愛や結婚の形への問いかけに触れつつ、自身の演じるキャラクターへの思いを口にする。