「チェルシー・フラワーショー」を訪問したキャサリン妃 Photo: Hyde News and Pictures/Shutterstock
イギリス王室のメンバーは、安易にサインをすることができないようだ。
5月22日(月)、イギリス・ロンドンで開催された「チェルシー・フラワーショー」をサプライズで訪問したキャサリン皇太子妃。10の小学校から集まった100人の子どもたちとともに、ショーの企画の1つである「子供ピクニック」に参加した後、世界的に有名なガーデン展示をいくつか見学した。
その中で、王立昆虫学会のガーデンにて、セント・メリーズ・チャーチ・オブ・イングランド小学校とグレンブルック小学校の子どもたちとともに、展示されている虫を観察していたキャサリン妃が、子どもたちから「自分たちが描いたスケッチに、サインしてほしい」と求められる場面があった。子どもたちは、キャサリン妃と一緒に過ごした記念として、何か形に残るものがほしかったようだ。
するとキャサリン妃は、「サインは書けないけれど」と、サインを丁重に断った上で、「絵は描けるわ」と応じたという。
そしてキャサリン妃は、7歳の女の子ルビーちゃんのために花の絵を、もう一人の女の子のために木の絵を、さらに3人目の子どものために植物に囲まれた池の絵を描いた。
さらに、子どもたちから、「なぜサインできないのか」という質問を受けたキャサリン妃は、「名前を書くことは許されていないの。そういうルールの1つなのです」と丁寧に説明したとされている。
Daily Express紙によると、イギリス王室のメンバーは、偽造の危険性を懸念(けねん)し、サインを求められても断らなければならないという。
多くのロイヤルファンが、王室メンバーと会った記念を残そうとする中、特にウィリアム皇太子とキャサリン妃は、積極的にセルフィーに応じることで、サインの代わりとしているようだ。