3人目は、19年2月放送の「プロになれなかった元奨励会員」からケンタロウさん(30代)が登場した。5歳から将棋一筋。小学生時代も放課後は将棋道場へ直行し、夜11時頃まで将棋を指す毎日だったケンタロウさん。奨励会には入れたものの、26歳までにプロ棋士になれないと退会というルールにより、プロの道を諦めていた。

 その後、仕事を見つけて会社員として勤めていたはずだが、今回「実は(『ねほりんぱほりん』)放送後に会社を辞めまして、すぐ」と告白。「『ねほりんぱほりん』出させていただいて、人生振り返ったときにやっぱり将棋大好きだったんだなと。将棋界に戻りたいと」と思ったそうで、「指導棋士」の道へ進んだという。

 指導棋士とは、アマチュアの指導・育成など、将棋の普及活動を行う日本将棋連盟登録の棋士。ケンタロウさんは、指導棋士は「ごはんが食べられない」など、薄給だとうわさを聞いていたそうだ。番組出演がケンタロウさんの人生を変えてしまった結果に、言葉を失うねほりんとぱほりん。

 しかし心配はいらなかった。なんと運よく「藤井聡太ブーム」が到来。将棋教室に通う子どもが増え、教室の数自体も増加し、さらにイベントの仕事もたくさん入るようになったそうで、「ふたを開けて見れば大忙しで、2年目ぐらいには会社員時代の2倍の収入に」とのことだった。藤井聡太の偉大さをあらためて実感した。

 今回が最終回となるシーズン7でも「シングル里親」「友情結婚した人」などその後が気になるゲストが多くいた。シーズン8も楽しみに待っています!