ジュリー氏が恥を捨ててでも謝罪しなければいけなかった背景には、ジャニーズ事務所が抱えるファンクラブ(FC)会員を退会させないためだと言われている。

「現在、ジャニーズ事務所の売上においてもっとも利益があるのがFCビジネスです。活動休止中の嵐ですら、300万人近い会員がいるといわれており、さらに5月22日に3人が脱退するKing & Princeも100万人を越えた。SnowManや関ジャニ∞、SixTONESなどを合わせれば1000万人以上の会員から年会費を徴収していますから、そういったファンが愛想を尽かして脱退することを恐れているのでしょう」(週刊誌記者)

 ジュリー氏が動かざるを得なくなったのは、今回の性加害騒動について、ファンの有志団体が性加害の検証を求める署名を集めたのがきっかけだという。代表者が記者会見まで開き、全容解明を訴える緊急事態にまで発展した。

「このままだとファンを“軽視”していると捉えられ、FC脱退を呼びかける運動などが起きることを危険視した。騒動が起きてから、ファンクラブの脱退者が増えたという話も聞こえてきます。特に嵐とキンプリに関しては余計に、Twitterなどでこのまま会員でいる意味があるのかと疑問を呈するファンも大勢いる。そういったファンをどうにか納得させ、引き留めるためにも、ジュリー氏は最終手段として顔出し謝罪を行ったようです。実際、熱心な一部ファンからは、ジュリー氏も謝罪したのだから早く幕引きしてほしいとTwitterなどでの呼びかけもある」(民放関係者)

 いつの間にか、性加害はなかったことになるのも時間の問題なのか?