激化している3位争いはふたたび動きがあり、木村拓哉主演のフジ月9『風間公親-教場0-』が先週5位から3位に返り咲き。先週3位の波瑠×高杉真宙のフジ水10『わたしのお嫁くん』は5位に後退し、福山雅治×大泉洋のTBS日曜劇場『ラストマンー全盲の捜査官ー』は4位をキープとなったが、『教場0』と『ラストマン』はわずか5ポイント差。『教場0』は残念ながら視聴率では下がってきているが、(序盤までの内容から民放GP帯春ドラマをランク付けする)「春ドラマ序盤ランキング」の記事でも触れたとおり、第5話からようやく“本編”といった感じで盛り上がってきており、オリコンによる「ドラマ満足度ランキング」でも第5話でポイント大幅アップとなっているので、“キムフク戦争”の明暗は最後までわからなさそうだ。

 気になるのは『お嫁くん』で、前週比49ポイントダウン。もっとも、先週が前週比36ポイントアップとなっていたので、通してみればそれほど大きな落ち込みではないが、後半戦の第6話にきての勢いの衰えは心配されるところ。稲森いずみ主演の深夜ドラマ『夫婦が壊れるとき』が前週比29ポイントアップで『お嫁くん』に1ポイント差に迫るなど勢いを見せているので、下手すると今後5位が逆転する可能性もある。

 さらに気になるのは高畑充希×田中圭の『unknown』。先週までは本人気ランキング6位の座を2週連続でキープしていたが、ここにきて37ポイントダウンで8位に転落。TVer総合ランキングの推移を見ると、トップ10滞在期間が今週は3日と前週より短くなっており、最低順位も14位から18位と、下げ幅も増している。