アンソニーは、過去に絶望的な状況にあったことを振り返り、中毒の苦しみに囚われている時は、長く生きられないと思っていたことを明かした。1974年、アンソニーは、自分に何か問題があると気づいていたが、それがアルコール依存症という一種の精神的な中毒だとは分からなかったという。

「誰かに陥れられないで」「自分に誇りを持って」「恥ずかしがらずに助けを呼んで」と鼓舞するこの感動的なメッセージに、アレック・ボールドウィンやヒュー・ジャックマン、そして、コカインとアルコールと長い間闘い、2008年から禁酒しているナオミ・キャンベルらが賞賛のコメントを残した。

1992年、『羊たちの沈黙』で演じたハンニバル・レクター役でアカデミー賞主演男優賞を受賞しアンソニー。現在も、さまざまな映画やドラマで活躍している彼は、オリビア・コルマンの相手役を務めた『ファーザー』で、世界的な賞賛とアカデミー賞を獲得したことが話題となった。