子育てをしていると、秋ならではの行事がいろいろとあります。遠足、運動会、学芸会など子どもの成長を見られる機会は、パパやママにとっても最高に幸せな時間のはず。しかし天候次第では、悪夢のような出来事になってしまうこともあるようです。

手を繋ぐ親子
写真はイメージです。(以下同じ)
 関東近県在住の今野奈緒美さん(仮名・38歳)は、4歳になる娘を育児中。日中は、スパ施設の清掃業務をしています。今野さんは、保育園の行事で起きたトホホな出来事を振り返ります。

◆ママ友がいないコロナ禍の保育園…久々の行事に参加を決意

「パートタイマーなので点数が足りなかったのか、最初は希望の保育園に入れなかったんです。でも小規模保育所と呼ばれる保育所に空きが出て無事入園できました。2歳になる年度までしかいられない保育園だったので保活をし直し、今度は3歳になる年に大型保育園に転園できたんです」

 しかしこの3年間は保育園での行事が中止となっていたため、ママ友も作りづらかったといいます。

「お迎えの時も列になって並んで順番に子どもを受け渡されるんです。立ち話ができる雰囲気ではなくて……。しかも運動会なども無観客だったので、親子行事はほとんど参加したことがありませんでした」

 しかし久しぶりに親子で参加する芋ほり会が開催されることになり、奈緒美さんは迷わず参加を選びました。

「親子芋ほり会は、毎年開催されています。でも開催日が休日なので、ママたちのほとんどが今回は参加していませんでした。たぶん、一度参加したことがあるママは、参加しなかったんでしょうね……。

 芋ほりの場所は、自宅から電車で1時間半位かかるし、駅からはバスもないので畑まで徒歩20分ほど歩かなければならなかったんです。でも娘も“行ってみたい”というので楽しみにしていました」