松浦は憧れの先輩として「平野紫耀くん、髙橋優斗くん、藤井直樹くん、岩﨑大昇くん、ふぉ~ゆ~」の5組を挙げていたものの、これが「髙橋優斗くん、藤井直樹くん、岩﨑大昇くん、ふぉ~ゆ~」に。佐久間は平野の名前のみ挙げていたため、「憧れの先輩」欄そのものが消えてしまっているのだ。

 どうやらオリジナルの投稿は削除され、再投稿されたようなのだが、これにはファンから「こういうことだけは早い…というか、まだ退所してないじゃん」「佐久間君なんか憧れの先輩いなくなっちゃったじゃん」「退所しても平野くん自身が消える訳じゃ無いんだからそこまでする必要ないよね」「後輩のジュニアの子たちは、これから先、平野紫耀くんの名を言えなくなってしまうのだろうか」などと、この対応に不満の声が上がっている。退所した人間は“先輩”とは言い難いという理屈なのだろうが、在籍中にこうした対応をしたことに批判の声が出るのは当然だろう。

 また、2019年入所の羽村仁成は、子役時代に岸主演ドラマ『お兄ちゃん、ガチャ』(日本テレビ系、2015年)で岸と共演しており、それがきっかけでジャニーズに入ったと公言しており、羽村は以前から憧れの先輩に岸の名前をたびたび挙げていたが、しかし同Instagramのプロフィールでは「憧れの先輩」に岸の名前は最初からなく、不自然だと指摘する声も。「大人の事情を察したのかな……」など岸の名前を挙げられない空気があったのではとの憶測も広がっている。

 こうした状況から、やはり平野ら退所メンバーはテレビなどで名前を出せなくなってしまうのではとの危惧の声も上がっている。一部の特例を除き、退所者の名前を口にできないというジャニーズにおける“退所者タブー”はファンの間では広く知られている。平野紫耀自身も、かつては山下智久を憧れの先輩としてたびたび挙げていたが、山下が2020年に退所してしまうと、その機会はなくなった。山下主演のTBSドラマおよび映画『クロサギ』を2022年にリメイクするにあたって平野は主人公の役を引き継いだにもかかわらず、平野が“先代”に言及する場面はなかった。