『バック・トゥ・ザ・フューチャー』 Photo: Amblin Entertainment/Universal Pictures/Kobal/Shutterstock
俳優のマイケル・J・フォックス(61)は、自身が主演を務めた大ヒット映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のある筋書きを「奇妙」だと感じていたようだ。
先日、業界誌Varietyのインタビューに応じたマイケル・J・フォックス。その中でマイケルは、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の第一作目で、主人公マーティ・マクフライが、自身の父親と母親が出会う1955年にタイムスリップする部分の筋書きに対する自身の思いを明かした。
物語の中で1955年は、マーティの父ジョージと母ロレインが結婚のキッカケを得た年で、本来であればロレインの父がジョージのことを車ではね、救護のため自宅に運び込まれたジョージにロレインがひと目惚れするはずだった。しかし、1985年から1955年にタイムスリップしたマーティが、車にはねられそうになったジョージを助けてしまったがために自分がひかれ、若き母のロレインは未来の息子マーティに恋をしてしまう。
また、マーティがロレインのことを学校のプロム「魅惑の深海パーティー」まで車で送る際、車の中でロレインがマーティにキスをし、ロレインが自分の母親であることを知っているマーティがかなり気まずい思いをする。
ロレインとマーティの恋愛要素がある筋書きについて、マーティ役のマイケル・J・フォックスは「いまでも人々が反応するのは、それが奇妙だからだよ。下品な言い方だけど、お母さんとヤりそうになる映画で、お母さんは完全にその気になっているんだ。当時でさえも、それが奇妙なことだと気づいていたよ。それに、(ロレイン役の)リー・トンプソンはかなりかわいかったしね」とふり返っている。