韓国では、貿易赤字が過去最大になっています。これは、韓国経済にとって危機的な状況といえます。今後、韓国経済はどうなっていくのでしょうか。ここでは、韓国の貿易赤字の現状や今後について解説します。

韓国が過去最大の貿易赤字 その実態とは

「6月の輸出入動向」によると、韓国では、4月から6月まで連続して3ヵ月赤字が続いています。 これは、なんと2008年以来14年ぶりとのことです。また、上半期で見ても、過去最大規模の103億ドルの赤字です。このことからも、韓国経済が危機的状況になっているのがわかります。

産業通商資源部が1日に発表した上半期の輸出入統計によると、輸出は3,503億ドルでした。昨年同期に比べて5.6%の増です。ただし、輸入も大幅に増加しており、26.2%増の3,606億ドルに上りました。

つまり、半導体と鉄鋼、石油製品、バイオ、二次電池などの好調を受けて輸出も増えているが、それ以上に輸入も増加しており、貿易赤字になっているのです。