4人目は、今期、『ペンディングトレイン-8時23分、明日 君と』、大河ドラマ『どうする家康』(NHK)、『特捜9』(テレビ朝日系)と“トリプル掛け持ち”している山田裕貴。

 11年放送の『海賊戦隊ゴーカイジャー』(テレビ朝日系)で俳優デビュー以降、出演作を増やし続けている彼だが、意外にも『ペンディングトレイン』がゴールデンプライム帯連続ドラマ初主演となる。

 同ドラマは、カリスマ美容師・萱島直哉(山田)や消防士・白浜優斗(赤楚衛二)らを乗せたつくばエクスプレスの5号車が未来へのワープに巻き込まれ、乗客たちが極限下に投げ出されるサバイバルもの。

 4月21日放送の第1話では、未来に投げ出された主人公が「助けられないよ、誰も」「死にたきゃ死にゃあいいし」と主人公らしからぬ投げやりな発言を連発したため、赤楚が主演であると勘違いした視聴者も少なくなかったよう。しかし、現在は劇中での山田の存在感も増し、「裕貴くんは唯一無二」「お芝居に真剣に向き合ってる様子が伝わってくる」と賛辞も目立つ。

 また、放送開始前の3月26日には、自身のTwitterで突然「報われたい」と意味深なツイートをしていた山田。

 過去にも、主演映画の封切り前、ブログで「映画は撮ってるときはめちゃくちゃ楽しい けど、『観てください、観てください』と言ってるときめちゃくちゃ苦しい」「あー俺たちは、俺は雑草なのだ」「僕はこの世の中を嫌いになりそうです(笑)」などと不穏な言葉を連発しつつ、やはり「報われてくれ」とつづっていたことから、作品公開前にはメンタルが不安定になりやすいタイプの模様。

 そんな真面目な山田だけに、『ペンディングトレイン』の出演で報われることを願うばかりだ。