映画『クリード 過去の逆襲』に向けて食事制限&トレーニングを行っていたマイケル・B・ジョーダン映画『クリード 過去の逆襲』に向けて食事制限&トレーニングを行っていたマイケル・B・ジョーダン

映画『クリード 過去の逆襲』で主演を務めるマイケル・B・ジョーダンは、同作に出演するにあたり、ストイックな食事制限やトレーニングを行っていたという。パーソナルトレーナーが詳細を明かしている。

伝説のボクシング映画『ロッキー』シリーズを継承した『クリード』シリーズの最新作『クリード 過去の逆襲』が5月26日(金)に公開される。5月17日(水)に初来日が決定しているクリード役マイケル・B・ジョーダンは、同映画で引き締まった身体を見せてくれるようだ。

彼のパーソナルトレーナーであるコリー・キャリエは、2014年からマイケルのサポートをしている。キャリエは、最新作『クリード 過去の逆襲』に向けて、どうやってマイケルのコンディションを最高な状態に保っていたのかを明かした。

本作でマイケルは、主演だけでなく、監督も務めた。キャリエは、トレーニングでマイケルの最高の身体を作り上げる一方で、俳優としても監督としても最高のパフォーマンスを発揮できるよう指導した。その秘訣は、撮影の合間にできる限りの時間を使って短時間のトレーニングを行うことだった。

キャリエは、「移動中に食事をするって聞いたことある?僕らは移動中にトレーニングを行ったんだ。完全なセッションを行うことができなかったから、1日の中で短い時間でトレーニングを行う必要があったんだ」と明かした。どうやら、タイトなスケジュールの合間をぬってトレーニングを行っていたようだ。

「マイケルは、撮影や役の準備をしていないときでも、体格やフィットネスをそのままの状態にしないようにしている。6週間以上、身体を放置しないようにしているんだ。体を動かし続けることで、再び始めるときにそれほど難しくならないようにするためだ」

『クリード 過去の逆襲』では、撮影が始まる前の4ヶ月間、キャリエとジョーダンは週に6日、最高の体格を作ることを目指してトレーニングを行っていた。

キャリエは、マイケルの体型について「今回のマイケルはおそらく以前の役よりも大きいよ。大柄で引き締まっている」と述べた。

彼らは1日に1~2回、60~90分のトレーニングを行っていたという。それぞれのトレーニングでは、異なる筋肉に焦点を当てながら、ボクシングも行っていたそうだ。

ジョーダンの腹筋を鍛えるために、キャリエは自転車クランチ、仰向けでのレッグレイズ、腹筋ロールアウト、ウェイトを使ったロープクランチ、そしてロシアンツイストなど、さまざまなエクササイズを組み合わせたという。

キャリエはまた、マイケルと共演するジョナサン・メイジャーズのトレーニングも担当。お互いを上回ろうとする競争心が、両者をより一層努力させたそうだ。

キャリエは、マイケルの身体に刺激を与え続けるために、トレーニングを変えることもあった。しかし、撮影が始まるとトレーニングは「非常に断続的」になってしまったため、2人はここぞというときに30分ずつトレーニングを行ったそうだ。

30分のトレーニングは、ランニングなどの有酸素運動、ウォームアップ、そしてプライオメトリクス、カリステニクス、ウェイトリフティング、HIIT、またはコンディショニングなどのフルボディトレーニングで始まる。

経験豊かなアスリートであるマイケルは、多くのトレーニングに慣れているため、キャリエは、結果を出すために様々な種類の運動を彼に課し続けたという。

また、トレーニングは、マイケルにとって監督業のプレッシャーからのストレス解消手段でもあったそうだ。

「マイケルは長い間、ほとんど睡眠がない状態で走り続けてきた。しかし、疲労がトレーニングに影響を与え始めた場合、ジョーダンは昼寝をしたり、一度に長く眠ったりすることがあるんだ」

食生活に関して、マイケルはたくさんの七面鳥とご飯を食べたという。最高の体格を作り上げるためには、栄養摂取が重要だったそうで、「栄養がなければ、体は変化しない」とキャリエは語った。

キャリエによれば、マイケルが行ったのは「厳しいダイエット」だったが、フルーツなどのスナックを摂取して一日中エネルギーを補給していたそうだ。

週に1回は「チートミール」があり、これはジョーダンの体格にとって有益だったそう。たとえば、ハンバーガーを食べると、彼の筋肉が満たされ、体が「フラット」ではなくなるという。

目標は、ほとんどの日にカロリー摂取を制限することであり、撮影に近づくにつれてより厳しくなるように調整していたそうだ。

キャリエはマイケルの食事をすべて計画した。メニューはシンプルなもので繰り返され、主にプロテインとホールフードを食べていたそうだ。以下は、一日のメニューの例である。

朝食:七面鳥のひき肉、または七面鳥のソーセージと卵、ご飯、フルーツ
スナック:プロテインシェイクまたはフルーツ
昼食:七面鳥のひき肉、または鶏肉とご飯、野菜
夕食:七面鳥のひき肉、または鶏肉とご飯、野菜

「特定の体型を目指す際には、シンプルなダイエット、ボディビルダーのダイエットが効果的だと信じている」とキャリエは述べた。

キャリエによれば、ジョーダンはBCAA、プロテインパウダー、グルタミン(回復を助けるため)、マルチビタミンをサプリメントとして摂取していたそうだ。

俳優や監督として、多忙な撮影を経験していたのにもかかわらず、合間の時間でストイックにトレーニングをしていたマイケル・B・ジョーダン。彼の肉体美を劇場で見られるのが待ち遠しい。

なお、マイケルは『クリード 過去の逆襲』のプロモーションのため、初来日することが決定している。