メナ・マスードと、『リトル・マーメイド』 Photo: AFF-USA/Shutterstock, @disneylittlemermaid / Instagram
実写版『リトル・マーメイド』に対するコメントで炎上したメナ・マスードが、ツイッターアカウントを削除したようだ。
2019年、実写版『アラジン』にて主人公を演じた俳優のメナ・マスード。彼は先日、実写版『リトル・マーメイド』の成功の見通しについて、『アラジン』を上回ることはない、とほのめかす内容のツイートを残していた。
メナは5月13日(土)、実写版『リトル・マーメイド』と『アラジン』の初週興行収入を比較するようなニュース記事に反応し、「ぼくたちの映画が成功したのは、何度も劇場に足を運ぶリピーターが多かったからだ。だから、初週で10億ドル(約1360億円以上)という大台に乗った」と切り出すと、「ぼくの予想では、『リトル・マーメイド』が10億ドルを超えることはない。でも、続編は作られるだろうね」と続けた。
『アラジン』ほどヒットしないが続編は作られる、というメナの発言の意図は明らかになっていない。しかし、『リトル・マーメイド』に主演するハリー・ベイリーのファンは、この発言をメナによる「マウンティング」だととらえた様子。
『リトル・マーメイド』が安っぽい作品であり、成功するわけがないとほのめかすような発言だとして、大炎上する事態となった。
この影響かは定かでないが、現在メナのツイッターアカウントは表示されなくなっている。どうやら、メナ自身がアカウントを削除したようだ。問題となったツイートも、現在は確認することができない。
実写版『リトル・マーメイド』をめぐっては、主人公アリエルを黒人女性のハリー・ベイリーが演じることが発表されて以降、激しい批判にさらされてきた。一方、有色人種の権利を支持する人々は、今回の大抜てきをハリウッドの「変化」として好意的にとらえている。
そのため、『リトル・マーメイド』の失敗をほのめかすようなメナの発言に、一部の人々は過剰に反応してしまったようだ。