・BLACKPINKを脅かす強力な新人グループFIFTY FIFTYが世界で注目を集めている。
・彼女たちの楽曲『Cupid』は、5月9日に公開された米ビルボードの『Billboard HOT 100』で19位にランクイン。
・さらに7週連続でチャート入りの記録を達成している。次々に快挙を成し遂げる彼女たちの人気の理由とは?


BLACKPINKを脅かす新人アーティストとして注目を集めるFIFTY FIFTY

高い歌やダンスの実力を誇り、ガールクラッシュの魅力とカリスマ性で世界中のファンを虜にするBLACKPINK(ブラックピンク)。

そんな彼女たちを脅かす、怖いもの知らずの新人ガールズグループが登場し、K-POP界で大きな注目を集めている。

そのグループは昨年デビューした新人アイドルのFIFTY FIFTY(フィフティーフィフティー)だ。

4人組グループのFIFTY FIFTYは、ATTRAKTに所属しており、2022年11月18日に1st EP『THE FIFTY』でデビューを果たした。

2月24日には1stシングルアルバム『The Beginning: Cupid』を発売し、カムバック。そんな彼女たちが発表したタイトル曲の『Cupid』が現在、空前の快進撃を見せているという。

5月9日(現地時刻)に公開された米ビルボードのメインシングルチャート『Billboard HOT 100』によると、FIFTY FIFTYの『Cupid』は19位にランクイン。

これまでK-POPガールズグループの『Billboard HOT 100』の最高位は、BLACKPINKとセレーナ・ゴメスのコラボ曲『ICE CREAM』が獲得した13位だ。

しかし、今回のFIFTY FIFTYの記録は、グループ単独の楽曲として歴代トップの成績となっている。

さらに彼女たちは現在、7週連続でビルボードチャート入りを達成。

4月1日付のチャートで初登場100位に名を連ねた後は、94位、85位、60位、50位、41位、19位と毎週順位を上げ、自己記録を更新している。

これまでチャートに最も長く留まったK-POPガールズグループの記録をキープしているのもやはり、圧倒的なグローバル人気を誇るBLACKPINKだ。楽曲『ICE CREAM』は過去に8週連続でチャートインを記録している。

そのため、FIFTY FIFTYの『Cupid』はあと2週、チャート入りを達成できれば、BLACKPINKの成績を塗り替え、K-POP界に新しい記録を刻むことに。

7週連続で順調に順位を上げていることから、記録更新が期待されており、世界中のK-POPファンから注目が寄せられている。

最近の新人ガールズグループの活躍を見ていると、HYBE所属のLE SSERAFIM(ルセラフィム)やNewJeans(ニュージーンズ)、SMエンターテインメントのaespa(エスパ)など大手芸能事務所のアイドルの活躍が目立つ。

そんな中で繰り広げられた中小事務所の新人アイドルの快挙達成は、韓国メディアも取り上げており、”中小の奇跡”、”記録の少女”として国内でも話題となっている。

彼女たちの人気の秘訣は一体、どこに隠されているのであろうか。

FIFTY FIFTYがグローバル人気を博している理由は、SNSが大きく関連している。

『Cupid』は韓国語版と共に英語バージョンが公開されており、海外ではTikTok(ティックトック)などで『Cupid』の楽曲がよく使われているのだという。

音楽に合わせてダンスを踊るチャレンジ動画以外にも、商品紹介や動物などのK-POPと関連がない動画のBGMにも使用されており、それをきっかけにグローバルに楽曲が広まったようだ。

彼女たちの楽曲はK-POPに関心がない人々にも浸透しており、海外の若者を中心にバイラルヒットを巻き起こしている。

最近では多くのアイドルがカムバックと同時に、TikTokチャレンジを行い楽曲のPRを行っているが、彼女たちの『Cupid』は知名度の高いアイドルとのコラボなどにより有名になったわけではない。

企業が制作したものではなく、主に匿名のTikTokユーザーが作成した、高速の楽曲でダンスに挑戦する『Cupid』スピードバージョンが海外でバズり、世間に広まったと言われている。

海外人気に比べ、韓国国内ではまだ認知度が低いFIFTY FIFTYだが、話題性の高さから今後は国内に逆輸入され、さらなる活躍を見せてくれることだろう。彼女たちの積極的な活動に期待の声が寄せられている。