NHKは、今回の「浜松まつり」の大盛況ぶりについて、視聴率向上のためにも大きくアピールしたいところだった。しかし、当のジャニーズ事務所は渋い顔をしたとか……。
「ジャニーズでは昨年11月に、木村拓哉が『ぎふ信長まつり』に参加していた。これは、木村の主演映画『レジェンド&バタフライ』のPRで行ったイベントで、木村は『信長公騎馬武者行列』に参加し約46万人を集客した。場所柄やコロナの感染状況などもあり、単純には比較できませんが、松本が圧勝する数字になった。ジャニーズ事務所としては、松本が木村超えした数字はあまりメディアで大々的に報じてほしくないところ。週刊文春などは、松本の“キムタク超え”を強調しましたが、多くのメディアはジャニーズ事務所に忖度して、『ぎふ信長まつり』との比較を“自粛”しました」(同上)
キムタク主演で共演が綾瀬はるかだった『レジェンド&バタフライ』は、東映創立70周年記念作品として、総製作費20億円の超大作と言われながらも、興業としてはイマイチの成績に。最終的な興行収入は発表されていないが、今年の邦画でベスト10に入るのも難しそうで、いわゆる“大コケ”することになった。
「『レジェンド&バタフライ』は1月27日に全国公開され、まだ地方部で上映しているところもあるのに、5月12日からすでにAmazon Primeビデオで独占配信されている。異例の速さで配信を開始したのも、配給元の東映が少しでも稼ぎを出そうとAmazonに高値で売りつけたという話です。このままでは、20億円以上かかったと言われる制作費を回収できず、赤字の可能性も出てきているという。ジャニーズ事務所も、この“大コケ”もあったので、あまり松本の『浜松まつり』に関するニュースで、木村の名前を引っ張り出されたくないところなんです」(週刊誌記者)