また、俳優として映画、舞台などにも数多く出演。近年では映画「土を喰らう十二ヵ月」(2022年)で「第96回キネマ旬報ベスト・テン」主演男優賞と「毎日映画コンクール」男優主演賞を受賞した。「キネマの神様」(21年)では、急逝した志村けんさんの代役として主演を務めたことも記憶に新しい。
近年、ライブも精力的に続けており、2022年7月からライブツアー「LIVE2022ー2023『まだまだ一生懸命』」を開催中。6月25日にはツアーファイナル&バースデーライブをさいたまスーパーアリーナで迎える沢田。しかし、現在は視聴者がテレビで彼が歌う姿を見る機会はない。
番組を手掛ける田代誠プロデューサーは「僕は沢田研二さんの大ファンでした。しかし業界には沢田研二ファンはほかにも大勢いました。内田裕也、久世光彦、阿久悠、長谷川和彦、大野克夫、加瀬邦彦…など、有名人も多いです(ちなみに僕は有名人席の後ろの無名人席に位置しています)。とにかく沢田さんは、男性ファンが多い芸能人でした。でも僕には、過去に2本『ジュリー特番』を制作した実績があります! そして仕事を辞めるまでに、3本目をぜひ作りたいものだとずっと思っていました。しかし現実はなかなか難しく、これは無理かなと思い始めていました。ですが今回、ラストチャンスと思って企画書を提出したところ、ご本人のご了解もいただき、3本目の『ジュリー特番』を制作することがかないました。このようにして、思いもかけないチャンスを僕はつかむことができましたので、長年の思いを果たすべく、一生懸命頑張ることを誓います!」と熱い思いを伝えている。