大ヒットを記録した「ストレンジャー・シングス4」 Photo: @strangerthingstv / Instagram, Gregory Pace/Shutterstock
ネットフリックスで配信中の人気海外ドラマ「ストレンジャー・シングス 未知の世界」。昨年配信されたシーズン4は大ヒットを記録したが、本年度のエミー賞では、あの俳優しかエントリー対象にならないようだ。
「ストレンジャー・シングス」は、1980年代の小さな町ホーキンスで次々と起こる不可解な事件に、超能力を持つ少女や少年たち、その家族が立ち向かう姿を描いたSFドラマ。最新シーズンとなるシーズン4は新型コロナウイルスの感染拡大により制作が遅れていたが、昨夏「2部構成(※)」という形で配信された。
※Vol.1(7話)は5月27日(金)から、Vol.2(2話)は7月1日(金)から独占配信された。
2022年度のエミー賞の対象枠であったシーズン4のVol.1は、13部門にノミネートされ、音楽監督賞を含む5部門に輝いた。Vol.2は配信日の関係で本年度のエミー賞の対象枠に入っているものの、ノミネーション候補としてエントリーできる俳優は、ビリー役でゲスト出演したデイカー・モンゴメリーだけだという。
米Varietyはその理由について、ドラマ・シリーズ部門の作品賞や主要演技部門の候補対象になるには、1シーズンで6話以上あることが条件のためだと記している。
シーズン4では、ミリー・ボビー・ブラウンやセイディー・シンクら主要キャストがすばらしい演技を披露していただけに、本年度のエミー賞候補に入らないという事実はファンにとって非常に残念なニュースであろう。
なお、シーズン4の最終話「潜入(原題:Chapter Nine: The Piggyback)」は、テレビ番組を裏で支える技術者へ贈られる「クリエイティブ・アーツ・エミー賞」にて、監督・脚本部門を含むいくつかの部門にエントリーされているという。
エミー賞の投票は6月15日より開始。また、「第75回エミー賞授賞式」は9月18日に開催される。