14位:銀閣寺(京都)
正式名称は慈照寺(じしょうじ)。もともとは室町幕府八代将軍、足利義政の山荘・東山殿として建てられた建物で、美意識の高かった義政が、生涯をかけて力を尽くし、簡素枯淡(かんそこたん)の美を追及し今の姿に造り上げました。
銀閣と呼ばれる観音殿には銀箔が貼られていたという説もありましたが、そのような痕跡は見つかっていません。銀閣の前に広がる錦鏡池(きんきょうち) を中心とした池泉回遊式庭園は、特別史跡、特別名勝に指定されている景勝地で、西芳寺(苔寺)の庭園を模したと言われています。
15位:横浜中華街(神奈川)
中国料理店だけでも200店以上、その他の飲食店やお土産屋さん、アミューズメントなどあわせて約600店がひしめく、世界最大級のチャイナタウンです。一歩足を踏み入れれば、天津甘栗を売る威勢の良い声や、華やかな点心食べ放題の看板などが押し寄せてきて、目移りしそう。
中華まんを食べ歩いたり、有名店で食事をしたり、スイーツを食べたり。道に迷ったりわからないことがあれば「案内」の腕章をつけているボランティアスタッフに声をかけてみてくださいね。
16位:札幌市時計台(北海道)
札幌を代表する名建築として知られる札幌市時計台。木造2階建ての洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。正式名称は「札幌農学校演武場」といい、農学校生徒のために1878年に建設されました。2018年に塗装工事が行われた外壁は薄く緑がかった白色で、屋根は鮮やかな赤色。そして、屋根の上には大きな時計台が設置されています。
建設当時、1階は講義室や研究室などの用途に使われ、2階は演武場として兵式訓練や体育の授業で利用されたほか、中央講堂として入学式や卒業式の会場にもなりました。シンボルの時計はアメリカで製造されたもので、1881年の設置から130年以上にわたって正確に時を刻み続けています。