そして、本作の主人公も同姓同名の小向璃子だが、前作の世界とは別の“もう一つの世界”が舞台となっている。リコは、大学時代に友人と立ち上げたスタートアップ企業「ドリームクレイジー(ドリクレ)」の社長。「ドリクレ」とともに若手スタートアップ企業が切磋琢磨(せっさたくま)していくスタートアップ企業支援プロジェクト「ドッグラン」を通じて、ユニコーン企業を目指していく。そんな中、リコは、ライバル企業に言われたマスプロダクション(量産型)という言葉に引っかかってしまう。周りと違うと思ってきた若者たちが、人生のオリジナリティーに葛藤し、プラモデルをきっかけに大人へと組み立っていく。さらに、前作に引き続き、「機動戦士ガンダム」シリーズのプラモデル(ガンプラ)で知られるBANDAI SPIRIT制作協力の下、各話に実在するさまざまなプラモデルが登場。第1話には「機動戦士ガンダムUC」の「ユニコーンガンダム」が決定している。

 リコを演じる与田のほかにも、前作に出演したキャスト陣が、同姓同名の全く異なる役柄で参加。リコの大学時代の同級生で、「ドリクレ」共同創業者の高木真司役として望月歩が出演。また、同じく同級生で共同創業者の浅井祐樹役を前田旺志郎が務める。そして、「ドリームクレイジー」のライバル会社「Perfect Beans」の社長・中野京子役に藤井夏恋、スタートアップ企業支援プロジェクト「ドッグラン」の代表・犬塚輝役にマギー、犬塚の秘書・雉村仁役に森下能幸、前作と本作二つの世界で唯一共通の存在であるプラモデル店「矢島模型店」を営む店主“やっさん”こと矢島一役に田中要次が配されている。