2017年から毎年限定発売されている宇野選手のスペシャルモデルも、今回で7年目。「世界一からの挑戦」をテーマにデザインされた新モデルは、「世界選手権2022」の初優勝を記念したラインストーンが1粒あしらわれています。
イベントは、トークショーからスタート。司会者からの「どんな1年でしたか?」という質問には、「この1年は『やることをすべてやれたな』というシーズンでした。一昨年は“より上を目指して、成長を続けたい”と突っ走った1年で、その翌年に結果(世界選手権優勝など)が出ました。そのさらに次の年ということで難しいシーズンだったと思いますが、その中でも自分がやるべきことを見極めてしっかりできたんじゃないかなと思います」と回答。
そして、日本男子シングル初となる世界選手権連覇については、「周りの皆さんの反応を見ていると、今回より初めて優勝した時の方が『ようやくだね』という気持ちが伝わってくる感じでした。今年は、もちろん『絶対に1位がとれる』という状態ではありませんでしたが、しっかり力を発揮すれば(優勝が)可能な位置にいたので、(優勝できて)自分も安心しましたし、周りの人たちからもホッとした気持ち、安堵が伝わってきました」と総括。加えて、「過去にも万全ではない状況で試合をしてきたからこそ、難しく考えることはありませんでした。どれだけ調子がよくても、たった1回のチャンスで失敗してしまうと悔しく残念な気持ちになります。逆に『たった1回を何とか乗り切ればいいんだ』と。今回はたった1回しかないチャンスに救われたと思います」と振り返りました。