意外にもフジテレビ系連ドラ初主演の船越は「『船越英一郎でどんなドラマを作ったら面白いだろうか?』。2人のプロデューサーが、“船越ありき”で作り出してくれた作品で、その2人からの熱烈なラブレターとして、受け取らせていただきました」とオファーの経緯を明かし、「熱護は一言で言えば、不器用でかわいそうな初老の男です。自分でルール、“足かせ”をたくさん付けて追い込むことで、俳優という表現者にとって最もふさわしい生きざまを貫いているんです。僕、船越英一郎の中に、熱護大五郎が住んでいるようにも思いますし、熱護の中には、僕が住んでいるような気もします。言ってみれば、違う環境で、違う親に育てられた双子、といったようなところでしょうか」と役柄に共感。
ドラマのテーマは「再生」だと言い、「どうしても視線が下向きになりがちな3年間が過ぎて、社会全体が再生の時を迎えているような気もします。そうした時に、これから未来に向かっていく皆さんの背中を優しく押すような、そんな温かいコメディードラマがここに生まれたと思っています。お年寄りから小さなお子さんまで、幅広い世代の皆さまに必ず共感していただけると確信しています」と手応え十分。