新しい命を授かったとき、親として最初にしなければならない仕事が我が子への名付けです。様々な候補が挙がってきっと悩む人も多いはず。そこで今回は「楓」という漢字について、意味やそこに込められた想いなどをご紹介します。是非名付けの参考にしてみて下さい。

【楓】の漢字について

最近、男女問わず名前に使われることで人気の高くなってきた「楓」という漢字ですが、いったいどんな意味を持った漢字なのかご存知ですか?大切な我が子に付ける名前なので、そこに含まれたイメージや想いなど、きちんと知っておきたいですよね。

今回はそんな「楓」という漢字の読み方や画数などの基本事項から、「楓」という漢字の持つイメージやそこに込められた親の願いなどをご紹介してましょう。

読み方

まず「楓」という漢字の読み方です。同じ漢字でも読み方が違うだけで、印象がガラリと変わるものです。読み方もしっかりと把握して、子供の印象やあなたの願いを正確に名前に込めましょう。

【音読み】フウ
【訓読み】かえで
【名のり】か

以上です。どの読みも共通して涼やかな雰囲気を持った響きですね。男女問わず人気の高い理由が分かるような気がします。

画数

次に画数です。画数は姓名判断に用いられ、子供の名前を付けるときによく参考にされるものです。「楓」という漢字の画数は13画です。

姓名判断については子供の名づけ辞典などがたくさん発売されているので、もっと詳しく知りたい方は一度目を通してみるといいかもしれません。あなたの苗字や、どんな漢字と組み合わせるかによって、運勢もまったく違ったものになります。

姓名判断なんて気にしない、という方も多いですが、良い運勢を持った名前であることに越したことはありませんからね。

由来

次は「楓」という漢字の由来についてご紹介しましょう。

「楓」という漢字は、ひと目みても分かるように、風に揺れる木の様子から象られました。また楓という名前の木も存在し、その木の様子が「楓」という漢字のイメージに強い影響を与えています。

この楓という木は生茂る葉っぱが強く印象に残る木ですが、実は春には花を咲かせます。そしてこの楓の花は「大切な思い出」や「美しい変化」といった花言葉を持っています。春に花を咲かせ、夏に青い葉を茂らせ、秋に紅く染まる楓。

「楓」という漢字のイメージがさらに膨らんだのではないでしょうか?

「楓」が使われる名づけには、変化する時代や年齢にあわせて、それぞれの美しさで輝いてほしいという願いが込められるでしょう。また、懐かしい景色や人との絆を忘れない、思い出を大切にする人という由来にもなりますね。

意味

次にご紹介するのは「楓」という漢字が持つ意味です。名前を付ける上でもっとも重要なポイントと言ってもいいかもしれません。「楓」には大きく次の二つの意味があります。

・マンサク科の落葉高木。
・秋に紅葉するもみじの総称。

由来の項目でご紹介したように、楓という木は一年を通して美しい姿を見せます。「イロハモミジ」や「ハウチワカエデ」などは春の終わりに花を咲かせます。昔から多くの人が愛でてきた木です。我が子もそんな人間に成長して欲しいと思いませんか?

イメージ

ここまでご紹介した由来や意味から、あなたは「楓」という漢字に対してどんなイメージを持ったでしょうか?

共通して言えるのは、上品で雅やか、そして暖かいイメージではないでしょうか?

我が子にそんな風に成長して欲しいと思った方は、「楓」という漢字を名前に取り入れてみてはいかがでしょうか?

【楓】に込められる想いとは

ここまでで「楓」という漢字の基本的なことをご説明しましたが、ではそんな「楓」という漢字を我が子の名前に使うとき、親はどんな願いをそこに込めているのでしょうか。みていきましょう。

彩りのあるあたたかな人生を送ってほしい

どんな時代、どんな環境に生まれても、その人自身の気の持ち様であたたかな人生が送れるはずです。そして楓の木が咲かせる可憐な花のように、彩りのある人生になるようにという願いが込められています。

たくさんの人に愛される人になれるように

楓という木が生い茂る葉が風にそよぐ姿が爽やかで、老若男女問わずたくさんの人に愛されています。我が子にもそんな風に分け隔てなく、周りの人から愛される存在になって欲しいという願いが込められています。