左からチャールズ国王、カミラ女王、元夫のアンドリュー・パーカー・ボウルズ Photo: Julian Simmonds/Shutterstock, Pool/Shutterstock
カミラ女王と元夫の関係は、現在も良好なようだ。
5月6日(土)、イギリス・ロンドンにあるウェスト・ミンスター寺院にて執り行われたチャールズ国王の戴冠式。会場には、同じく戴冠したカミラ女王の元夫アンドリュー・パーカー・ボウルズの姿があった。
なお、国王や女王の元配偶者が王室の歴史的な式典に参列するのは前代未聞だ。
カミラ女王とアンドリュー・パーカー・ボウルズが結婚したのは1973年のこと。2人の子どもに恵まれたが、1995年に離婚した。
互いに結婚前から友人以上の関係にあったとされるチャールズ国王とカミラ女王。2人がそれぞれのパートナーと結婚した後もその関係を続けていたことは広く知られており、1996年には、チャールズ皇太子(当時)も故ダイアナ元妃と離婚した。
それからしばらくして、チャールズ皇太子とカミラ妃はオープンな交際をスタートさせる。2005年2月に婚約した2人は、その年の4月に結婚した。
一方、カミラ女王の元夫アンドリューも、長年の友人であったローズマリー・アリス・ピットマンと1996年に結婚。2005年に執り行われたチャールズ皇太子とカミラ妃の結婚式にも夫妻で参列し、離婚後も良好な関係であることを示した。なお、ローズマリー・アリス・ピットマンは2010年に亡くなっている。
カミラ女王とアンドリューの間に生まれた息子トムと娘ローラには、それぞれ子どもたちがおり、 トムの子どもであるローラとフレディ、そしてローラの子どもであるエリザ、ルイス、ガスの5人は、戴冠式当日、女王の付添人という大役を任された上、バルコニーにも登場するという活躍を見せた。
これまで、カミラ女王側の家族が表舞台に立つことはほとんどなかった。
しかし、今回の戴冠式を機に、公の場で彼らの姿を見る機会も増えるのかもしれない。