今年3月末には、大手広告代理店・博報堂が発行する雑誌「広告」において、ジャニーズ事務所のハラスメントなどに関する記述が「ビジネスパートナーであるジャニーズ事務所への配慮の観点から、博報堂広報室長の判断により一部表現を削除」(「広告 vol.417」/博報堂)されていたことが発覚。ネット上でちょっとした騒動となった。

 ジャニーズ事務所で過去に起きた性的搾取はもちろんのこと、同事務所のメディア・コントロールやこれに対するマスコミ、関連企業の姿勢には、今もなお強い批判の声が巻き起こっている。

 そもそもジャニー氏の性的搾取問題は、1999年の「週刊文春」(文藝春秋)の報道とこれに起因した裁判をへて、2003年には東京高裁がジャニー氏による性加害の真実性を認め、04年にこの高裁判決が確定している。その後もネットメディアなどを中心に報じられたことで、大手マスコミが取り上げない“公然の事実”となっていた。

 そして、早々にジャニーズ事務所のNG媒体となった「日刊サイゾー」も、かねてからジャニー氏の性加害問題を取り上げてきた。そこで今回は数多ある記事の中から、ジャニーズの性加害とメディア問題に関する記事を10本ピックアップ! 同問題について、最新動向からかつての騒動までを振り返ってみてはいかがだろうか?