看護師として働きながら子育てをするシングルマザーのまゆんさん。息子の太郎くんは3歳の時に発達障害の一つである自閉スペクトラム症と診断を受けました。まゆんさんの著書『自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界』(KADOKAWA刊)では、様々な出来事に対して独特な捉え方をする太郎くんの様子や、それを温かく見守る家族や、学校の先生、クラスメイト達の姿が描かれます。

『自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界』
人との違いや、辛いこと、腹が立つこと、ネガティブに捉えがちな出来事もフラットに受け止める太郎くん。太郎くんを通して物事を見ることで、身の回りにあるやさしい世界に気づかせてくれます。

本記事では収録されているエピソードから「自分の気持ちは自分だけのもの」を紹介。後半ではまゆんさんに、太郎くんを見守る家族の存在や、何ごとも楽しく捉えるご両親の教育方針などをお聞きしました。

自分の気持ちは自分だけのもの1
『自閉スペクトラム症の太郎とやさしい世界』©まゆん/KADOKAWA(以下同じ)