今回の難読漢字は「遜る」「夕星」「入水」です。

読めそうでなかなか読めないこれらの漢字。

あなたは全部読むことができますますか?

1問目はこの漢字から!「遜る」

「謙遜する」という言葉はご存知でも、「遜る」という漢字は読めないという方が多いのではないでしょうか?

ビジネスシーンでも使われる言葉なので、覚えておいて損はないですよ。

「遜る」の読み方のヒントは・・・?

ずばり、「遜る」の言葉の意味がヒントです。

  1. 相手を敬って控えめにする
  2. 卑下する
  3. 謙遜する

何と、「遜る」という言葉自体が「謙遜する」という意味を持つのです。

・・・これでは「遜る」の読み方の手がかりがない・・・

そこでさらにヒントです!

実は、「謙遜」の「謙」と「遜」は同じ意味をもっていて「謙る」と「遜る」は何と全く同じ読み方をするんです。

「遜る」も「謙る」も、ひらがなで「〇〇〇〇る」の5文字です。

さあ、分かりましたか?

「遜る」の読み方の答えは・・・

正解は、「へりくだる」でした!

ヒントに合った通り、「謙遜」という言葉の「謙る」も「遜る」もどちらも「へりくだる」と読みます。

多くの海外の人々は初対面の人に対して自分を大きく見せる傾向があるのに対し、日本人は自分を下に見せて相手を敬います。

「遜る(へりくだる)」の「へり」は「減り」が語源だと言われています。

文字通り、自分を「減らす」、つまり自分を小さく見せるという意味を表しているんです。

「遜る」は日本人の美徳を表す文字なんですね。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

 

2問目はこの漢字!「夕星」

「夕星」の読み方をご存じでしょうか?

素直にそのまま読むと「ゆうせい」ですが、もちろん間違いです。

「夕」も「星」も小学校で習う非常に簡単な漢字なのに、意外な難読だといえます。

さて、あなたには正しく読むことができますか?

「夕星」の読み方のヒントはこちら

  1. ひらがなで書くと「〇〇〇〇」の4文字
  2. 西の空に夕方になると輝く金星のこと
  3. 「宵の明星」とも呼ばれます

以上の3つのヒントから考えてみてくださいね。

「夕星」の読み方!正解は!?

正解は「ゆうづつ」です!

夕方になると西の空に輝く金星は、多くの人が見た覚えがあるでしょう。

一般には「宵の明星」と呼ばれることの方が多いかも知れません。

ひらがなで書く場合は「ゆうづつ」でも「ゆうずつ」でも構いません。

日常ではあまり使われない言葉ですが、ワーグナーの名曲である「夕星の歌」も「ゆうづつのうた」と読みます。

もしかしたら「ゆうせいのうた」や「ゆうぼしのうた」と読んでいた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

この機会にぜひ、正しい読み方を覚えておいてくださいね。