初回放送後は、家事ができない主人公・相原メイ(多部未華子)とスーパー家政夫・鴫野ナギサ(大森南朋)の生活を描いた『私の家政夫ナギサさん』(TBS系、20年7月期)を「彷彿とさせる」として、共通点を指摘する視聴者も目立った同作。

 その印象は変わらずのようだが、最近は、森山みくり(新垣)がシステムエンジニア・津崎平匡(星野源)の家に住み込みで“家事のプロ”として働くラブコメディ『逃げ恥』に「寄せていっている」という指摘が増しており、中には「原作よりも『逃げ恥』みが増してる」「まさに『逃げ恥』の男女逆転バージョンって感じ」との声も。

 その理由としては、映像の雰囲気が似ている点、また『わたしのお嫁くん』の第1話で主人公が言い放った「なんていうことでしょう……」という言葉が、『逃げ恥』のパロディーシーンでネタにされていた『大改造!!劇的ビフォーアフター』(テレビ朝日系、16年に終了)のおなじみのセリフであった点、さらには『逃げ恥』でみくりの両親役を演じた宇梶剛士と富田靖子が、そのまま穂香の両親役を演じている点などが挙げられ、ここまでくると”あえて寄せている”可能性もありそうだ。

 そのため、ネット上では、同ドラマの裏番組『それってパクリじゃないですか?』(日本テレビ系)のタイトルを用いて「『わたしのお嫁くん』に対して『それってパクリじゃないですか?』って言いたい」と訴える書き込みも見られる。