しかし、小学生チームはシンクロやテクニックが圧倒的に見えたため、彼らが優勝間違いなしと思っていた視聴者も多かったようだ。放送後には「ジャニーズに忖度?」「子供たちを噛ませ犬にするって……」「それSnow Manにやらせてくださいって、やらせって意味もあったのか笑」など、番組の“やらせ”を疑う声も噴出した。

「審査員は名だたるダンサーや振付師でしたし、採点は公正だったと思いますよ。そもそもこの対決はダンスの技術だけを争うのではなく、振り付けの個性、構成、表現力、さらに衣装や表情などのビジュアルも含めてのエンターテインメント性を競うもので、その意味ではSnow Manは『観てて楽しい』ステージとして評価されたのだと思われます。スキルがどれだけ高くても、100点満点中、技術点は20点しかありませんから。むしろ、4者の中で明らかに実力差が感じられた芸能人チームのポイントが思ったより高く、小学生チームとわずか8点差、Snow Manとも9点差しかありませんでした。こちらのほうが番組の意向に沿って“色をつけた”のでは……などと思われましたけどね」(ダンスエンタメ誌記者)

 番組の構成にも問題があったようだ。

「この手の企画は最後に総評での“説明”が必要ですが、個々のパフォーマンス後の審査員の感想はあったものの、総評がまったくなかったし、総合点だけが発表され、どの構成要素に何点入れたのか、その配分も明かされなかった。そのため審査員がどう考えてポイントを付けたかわからず、結果、視聴者をモヤモヤさせたのだと思われます」(テレビ誌記者)