AJ・マクリーンと、故アーロン・カーターAJ・マクリーンと、故アーロン・カーター

AJ・マクリーンが、故アーロン・カーター(享年34)を初めてリハビリ施設へ連れて行った日のことをふり返っている。

昨年11月にとつぜんこの世を去ったシンガーのアーロン・カーター。かつては、アイドル歌手として一世を風靡(ふうび)した彼だが、アルコールや薬物に依存するようになり、次第に表舞台から離れていった。

そんな彼のドキュメンタリー番組「Aaron Carter:The Little Prince of Pop」が、まもなく米ABCチャンネルで放送される。

本編の放送に先がけ、このたび予告映像が公開された。

この中では、アーロン・カーターの兄ニック・カーターが所属するボーカルグループ、バックストリート・ボーイズのAJ・マクリーンが、アーロンに手を差し伸べた瞬間について語っている。

予告編にて、「2017年のことだ。アーロンがぼくに連絡してきた。助けてほしいと。だからぼくは言ったんだ。『いいか、飛行機に乗って、ロサンゼルスに来い。確実に、治療を受けられるように手配する』って」と当時をふり返ったAJは、「ショックだったけど、頼ってきてくれて安心した。彼をマリブの治療施設に連れて行くことができたんだ」と続けた。

さらにAJは、「それから数日して、アーロンと話をしたんだ。でもその後、彼とは連絡が取れなくなった。2週間ほどしてからだっただろうか、治療施設の友人に電話をしたんだ。そしたら、『彼はもう退院した』って」と、世話の甲斐もなく、アーロンが施設から出て行ってしまったことを明かしている。

アーロンがこの世を去ったのは、昨年11月5日のことだった。カリフォルニア州にある自宅のバスタブで亡くなっているところが発見された。先日、その死因が溺死(できし)であったことが発表されている。