ジョー・バイデン米大統領と、ハリー・スタイルズ Photo: Shutterstock, Anthony Harvey/Shutterstock
ジョー・バイデン米大統領(80)の、スピーチでの発言が話題となっている。
2024年の大統領選での再選を目指し、アメリカの大統領選挙に出馬することを発表したジョー・バイデン米大統領。
米時間4月29日、米ワシントン州でおこなわれた、権威のあるイベント「ホワイトハウス記者協会主催の晩餐(ばんさん)会」に登場したバイデン大統領は、スピーチの中で世間からの「高齢批判」を受け、ジョークを飛ばした。
スピーチの中でバイデン大統領は「私がルパート・マードックのことを嫌っていると思われるかもしれない。それは真実ではありません」と、アメリカの実業家で、イギリスの名門紙タイムズや、アメリカの映画会社20世紀フォックスの買収、アメリカにおけるFOXテレビ設立など、世界的な“メディア王”としての異名を持つ、ルパート・マードック氏の名前をあげた。
ルパート・マードック氏は現在92歳にして現役。また、彼の傘下にある「FOX News」は、共和党支持の保守派層が信頼するテレビ局として知られている。
そんなルパート・マードック氏の名前をあげたバイデン大統領は、「私をハリー・スタイルズのように見せてくれる男を嫌いになれるわけがないでしょう」と、マードック氏がいることで自分が引き立つことを、イケメンのハリー・スタイルズに例えた。
さらにバイデン大統領は、「私のことを『年寄り』と言うが、私は『熟練』と言う。人は私を『古い』と言うが、私は『賢明』と言う」と、高齢であることをポジティブに言い換え、世間に訴えかけた。