◆パリコレで修行して独立、テレビのレギュラーも
――大人肌こそカバー力のあるファンデーションを薄く重ねていくのがコツなんですね。ノウハウがや知識が豊富ですが、飯田さんのお仕事歴も教えていただきたです。
飯田「高校卒業後に、スタイリストを募集していたスタジオでアシスタントをしていました。スタイリングの仕事をしながら夜は美容学校に通いメイクとヘアーを習得。パリコレも手掛ける大好きなアーティストがパリにいたので、その人のアシスタントになりたくて、3月と10月のパリコレの時だけアシスタントをしていたんです。大阪とパリを行き来する生活を10年しながら、フリーのメイクアップアーティスト・スタイリストとして独立ました」
――パリコレでも働いていらっしゃったんですね。
飯田「はい。フリーになった後は、大阪で広告やスチール撮影の仕事をしながら、テレビ番組の司会をするタレントさんのヘアメイクもしていました。そのとき『楽屋でタレントと話している時のしゃべりがおもしろい』と番組プロデューサーの方におっしゃっていただいて、番組でメイクのコーナーを持たせてもらうようになったんです。
その後、テレビのレギューでのお仕事が増えて、『おはよう朝日です』(朝日放送テレビ)や『探偵ナイトスクープ』(朝日放送テレビ)など、いろんな番組でコーナーを持たせてもらいました。ビヨンセさんやアヴリル・ラヴィーンさんが来日した時のヘアメイクや、ユニチカでデビュー前の内田有紀さん・米倉涼子さんの担当もしていました。内田有紀さんのデビューにあたり、長かった髪を本人と相談して短くするなど、ヘアメイク・スタイリングもしていました」