さらに、テレビ朝日系の『特捜9 season6』(井ノ原快彦主演)が最新の第4話までの世帯平均9.8%、同局『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(桐谷健太主演)が第2話までの世帯平均8.8%をマークし、それぞれ現状で今期の3位、4位につけている。

「ここまでの4作、すべて刑事や警察関連のドラマが並んでいます。ちなみに、5位は天海祐希主演で、第2話まで放送済みの『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)と、坂口健太郎主演でまだ初回が放送された段階の『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)が同率8.6%をマークしており、前者は推理モノ、後者は医療モノ。刑事ドラマも含め、いずれも職業ドラマに大分類される作品です」(同)

 ドラマ界における刑事モノブームは、以前から続いているものだが、今期は特にその傾向が顕著だという。

「各局とも“似たり寄ったり”の内容にならないよう気をつけているのか、例えば『ラストマン』は皆実と警視庁刑事・護道心太朗(大泉洋)のバディ関係がクローズアップされ、『-教場0-』は新人刑事の“教育”現場という点が特色。一方『特捜9』はチーム捜査、『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』はそのタイトル通り、刑事の活躍だけでなく検事や判事とのやり合いが見ものになっています」(芸能ライター)