試合後、現場にいた報道陣も騒然としていた。

「試合後、藤本博史監督ら首脳陣は関係者通路に出て取材対応したのに、いつまで経っても選手が出てこない。選手だけで反省を兼ねたミーティングでもしているのかなと思っていたら、関係者が血相を変えて『もう帰りました……』と報告された。日本の安全神話などとうの昔、著名人が雑踏を歩くのはリスクが高く、『選手をちゃんと管理できていないのでは』 と球団側の対応を批判する声も少なくなかった」(スポーツ紙記者)

 当然、この“徒歩帰宅”は異例の行動だ。過去にパ・リーグでプレーヤーとして活躍した球界OBは、「他の球団でも、日が明るいデーゲーム後なら、若手選手が球場から宿舎まで歩いて帰ることはありますが、レギュラークラスとなれば異例。ケガやトラブルに巻き込まれなかったのはよかったが、安全を考えても今の時代は避けたほうがいいでしょう」と語る。

 体が資本の選手に何かあれば、自軍だけの問題で済まなくなる。次は佐々木朗を打ってストレス解消をして欲しいものだ。