3年ぶりに開催された昨年、羽生結弦はオープニングと後半のラスト、フィナーレに登場し、ゲストアーティストのスガシカオが歌う「Real Face」に合わせてフードで顔を隠して滑り出すと、熱のこもったダンスパフォーマンスでファンを魅了。オープニングとフィナーレでは、4回転トウループで会場を大いに沸かせた。また、羽生の盟友でもあるハビエル・フェルナンデスは「ラ・マンチャの男」でダイナミックにしてキレのある演技で、エンターテイナーぶりを発揮。織田信成はミュージカル「Kinky Boots」に登場するドラァグクイーンの衣装とメークで個性的なパフォーマンスを届け、会場の度肝を抜くとともに競技では味わえないアイスショーの楽しさをアピールした。

 今年も幕張、宮城、神戸などでの公演が決まっており、幕張公演には羽生、フェルナンデス、昨年9年ぶりに競技に復帰した織田のほか、トリノ五輪金メダリストの荒川静香、昨年はゲストアーティスト・広瀬香美とコラボした三原舞依選手、今年の世界選手権にも出場した友野一希選手、山本草太選手が出演する。さらに、アイスダンスから、北京五輪金メダリストのガブリエラ・パパダキスとギヨーム・シゼロン組、今年の世界選手権4位のライラ・フィアーとルイス・ギブソン組と、昨年にも増してそうそうたるメンバーが顔をそろえる。

 スケーターたちの演技を盛り上げるゲストアーティストは、DA PUMPのISSAとKIMI、夏川りみ、福原みほ。歌唱力に定評のある4人とのコラボで生み出される、“ファンタジーな氷の世界”に期待が高まる。

 なお、今回の生中継では、会場音のみで放送を実施。幕張にいるような臨場感で、アーティストのパフォーマンスとスケーターたちの演技を楽しむことができる。